2014/02/25 16:08:31
(w/uuXxe4)
その4(最終章)
朝遅く目が覚めると彼女がいません。
彼女は素っ裸のまま台所で朝食の準備中でした。
「シャワー浴びてきたら? 体中べとべとでしょ?」
そう言われ下半身をみるとベトベトどころか塗りたくった糊が乾いたみたいにバリバリでした。
二人共裸のまま向き合って朝食を取りました。
「御主人、何時頃帰ってこられます?」
「昼前って言ってから、もう少ししたら電話してみるわ」
「帰ってくるまで俺もいたほうが良いですか、それともいないほうが良いですか?」
「いて頂戴。 ちょっと面白い計画があるの」
彼女の計画とは、御主人が帰宅した際に二人でSEXしているところを見せ付けるというものでした。
「あの人の望み通り、私があなたに夢中になっってしまったことを見せてやるのよ」
10時に彼女は家電の子機を使って御主人に電話をしました。
その際、ダイニングテーブルに腰掛け片足を椅子にのせると、私の右手を自分の股間に導いて指を入れさせました。
「ええ、高速? ええ、11時頃ね。 昨夜? それは凄かったわよ~ 朝方まで攻め続けられて何回失神したか覚えてないくらい。 オシッコ漏らしながら感じちゃった」
彼女は私の手首を掴むと前後に動かし、ちゃんと気持ちよくなるよう催促します。
「今? ええ、丁度私のあそこを触ってくれてる最中よ。 ああっ、だめ電話中よ。 ああん、またしたくなっちゃうじゃないの。 じゃ、高速降りたところで一回電話入れてね」
彼女は電話を切ると私の手を優しく押し戻した。
「これで大急ぎで戻ってくるはずよ。 自分の馬鹿さ加減を目一杯後悔させてあげる」
彼女の目には狂気が宿っているように感じられました。
10時半ごろ電話があり、あと20分で到着するとの事でした。
キミエさんはダイニングテーブルを移動して場所を開け、テーブルの前に1個だけ椅子を置きました。
「これで部屋に入ってきた瞬間からよく見えるでしょ?」
なんだかサプライズパーティーでも準備している雰囲気です。
キミエさんはテーブルに寄りかかって私を抱き寄せ、激しく舌を絡めてきました。
私は左手で乳房を掴み、右手は股の間に差し入れました。
既にトロトロに濡れていました。
立ったまま挿入すると彼女の片足は床から離れたので、もう片足は椅子に預けました。
私が膝を曲げたり伸ばしたりして突き上げると、彼女は両腕で首にしがみつき、タイミングを合わせながら腰をゆすりました。
異常なシチュエーションに興奮したのか、すぐに「イクッ、イク~」と大声を張り上げました。
この体勢で3回めの絶頂を迎えようとしている時、車の音が聞こえてきました。
「アアッ、帰ってきた。 アアッ、アアッ、逝くところ見せなきゃ、アア~」 玄関に聞こえよとばかりに激しく声を上げます。
ガチャガチャと扉の開く音に続き、ドンドンと廊下を急ぎ足で進む音がして、ダイニングの入口のドアが開きました。
「イイッ、逝っちゃう、逝っちゃう、逝っちゃう~」キミエさんは激しく顔を左右に振りながら絶頂を迎えました。
部屋に入って二、三歩のところで肩からバッグを吊るしたまま御主人は呆然と突っ立っています。
キミエさんはそんな御主人の姿を眺めながら首をねじって私の唇を吸い始めました。
すると御主人は我に返り、バッグを床に落とすと、急いでズボンのベルトを外しにかかりました。
その途端キミエさんが叫びました。
「来ないで。 あんたの役立たずの○ンポなんかいらないのよ。 私が逝くところをそこで黙って見てなさい」
目を見開いたまま御主人は再び凍りついたように動きを止めました。
キミエさんは執拗に私の口を吸い舌を絡め続けました。
そして、テーブルの上に用意されていた例のバイブを掴み、舌で唾液を塗りつけて「またこれで逝かせて」と甘えるように言いました。
その間中、視線はご主人の方を睨んでいます。
私は彼女の股間からヌルヌルの愛液をすくい取ると、唾液で濡れたバイブにさらに塗りたくりました。
抱き合ったままバイブを右手でお尻に挿入すると、彼女は目を閉じて歯を食いしばるような表情のあと「気持ちイイ~」と叫びました。
私は彼女を抱え上げ、前に一物を挿入しました。
「ガハ~」彼女はそれだけで悶えのけ反りました。
数回ピストンして彼女が私にしがみつくと、バイブのスイッチを入れました。
「ヒ~ッ、凄い~、凄すぎる~」ガクガクと震えながら、私の背中に爪を突き立てました。
彼女は立ったまま何度も逝き、私の背中を爪で血だらけにすると、今度は肩に噛み付きました。
五回ほど逝ったあと、私の耳を噛みながら「オシッコ出すから、指でして」と涙声で頼みました。
彼女の足を床に降ろし、股を開いた中腰の体勢にして、私はしゃがんで彼女の中に指を入れました。
指を伝い手のひらや甲に白濁した愛液が流れ落ちてきます。
中指と薬指で中の奥を擦り上げ、親指でクリトリスをいじりました。
「ああ、出ちゃう、出ちゃう」 そう言うが早いか、ブシャッ、ブシャッと2回、小便を激しく噴出しました。
その後、一瞬間を置いてジョロジョロジョロと連続して流れ始め、しゃがんだ私の膝や腹にかかりました。
「はあ~、オシッコで逝っちゃう」彼女は腰をがくがくと震わせながら漏らし続けました。
あらかた漏らし終わったところで彼女は膝を折り、そのまま前に倒れこみました。
私が体を支えようとするのを手で払いのけ、彼女は自分の小便の溜まった床に両膝を突きました。
そして乳房や頬が濡れるのも構わず、ゆっくりと横倒しに寝転びました。
さらに、いとおしそうに指や手の平で自分の小便を撫で回し、それを胸や首に塗りたくります。
目の焦点はどこか別の世界でも眺めているようでした。
どこまでが演技なのか、どこからが狂気なのか、私には分かりません。
次に手で椅子を押しのけると、今度は仰向けになり、小便で濡れた床に背中を擦り付け始めました。
そして自ら両足をM字に抱え上げ「来て」と叫びました。
仰向けになった彼女の尻からはバイブの握り部が生えており、ゆっくりと弧を描いています。
体中、汗と小便と愛液でテラテラと光っていました。
私は魅入られたようにふらふらと彼女に覆いかぶさりました。
彼女が足を下ろすとバイブのモーターが床に触れ、ガガガと共振音を立てます。
私も狂ったように腰を動かし、パンパンパンと濡れた音を立て続けました。
彼女はもう大声を出す力もないのか、うめき声を上げ力なく頭を左右にふるだけでした。
10分ほど腰を動かすと、二人で同時に果てました。
彼女は大の字に伸びて、胸をふいごのように上下させながら手足をヒクつかせています。
目を覗きこんだら、白目をむいていました。
その瞬間、私はなんとも言えない恐怖に襲われました。
耐え切れず、立ち上がるとすぐに風呂場に急ぎました。
あわててシャワーを浴び、部屋に戻ると、昨夜からソファーの上に置きっぱなしになっていた服を着こみました。
気が付くと御主人はキミエさんの顔の上に仁王立ちになり、自分のものをしごいていました。
ちゃんと100硬さを取り戻したようです。
私は玄関を飛び出し、真夏の炎天下の中走り続けました。
アパートに戻るつもりが、いつの間にか駅まで走っていたのでした。
その日から大家夫婦からはぷっつりと連絡が途絶えました。
私としても大家宅に近づくことすらできませんでした。
しかし心が落ち着いてくると、犯罪者が現場に戻りたくなる心境と同じでしょうか、今度はキミエさんのことが気になってしかたがありません。
9月の終わり頃から時々大家宅のそばを通り、遠くから様子をうかがうようになりました。
さすがにキミエさんの姿は見かけませんでしたが、代わりに不審な車が止まっているのに気が付きました。
真っ黒な旧型の国産高級車で、窓のスモークとクロムメッキのでかいホイールから、まともなサラリーマンの車ではないことが伺えます。
それが時々路駐しているのです。
そしてある日、大家宅の玄関からガラの悪そうな30歳代の男が二人、茶封筒の中身を確かめながらニヤニヤして出てくるのを見ました。
一人は茶髪、もう一人は金髪で坊主頭でした。
今ではキミエさんはあんな奴らを相手にさせられているのかとショックを受けると同時に怒りがこみ上げてきました。
夫婦間の問題だし、ましてや途中で逃げ出した自分には口出しできる話ではありません。
数ヶ月するとその車も来なくなり、代わって太いタイヤを履いた古いスポーツクーペが路駐していることが多くなりました。
そのスポーツカーも、いつしか見かけなくなりました。
一年ほどすると、同じアパートの別の学生から「大家さんの奥さん、離婚して出て行ったらしいよ」と聞かされました。
一人で出て行ったのか、男と逃げたのか、詳しいことは何も分かりません。
ただ幸せに過ごされていることを願うばかりです。
結局、私が卒業するまでアパートの家賃は引き落とされないままで、そのことは親にも言えませんでした。
(あとでまとめて請求されるのが怖かったので、自分で別の口座に移して貯めておきました)
卒業してアパートを引き払うとき、最後に一回だけ大家に会い行きましたが、向こうが目を合わせようともしないため玄関先で挨拶しただけでした。
そんな20歳の強烈な体験は私の性癖に大きな影響を与えました。
私は若い女性より、40代、50代(時には60代)の女性に大いに惹かれるようになってしまったのです。
今から7年前の、苦くて切ない思い出です。