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2013/09/29 23:38:06 (uiBF.Xr3)
妻を最初に寝取られた時、ずいぶん昔の事。

25歳同士で結婚した4年目の春、私は勤め先に転勤を命じられた。
已むなく妻はそれまでの仕事を辞め、夫婦で初めての土地に引っ越した。
皮肉にも転勤を機に仕事は超多忙に、家に一人待つ妻を構ってやれない日々が続いた。
私も妻もストレスが溜まったのだろう、くだらない事での口喧嘩が増えた。
半年位が経った頃、妻はパートに出たいと望み働き始めた。
土日の勤務があり、私はスレ違いを気にしたが、人と接する事は良いだろうと思った。
一方の私の忙しさは変わらずにいた。妻とろくに会話も出来ない感じになっていた。
拠り所は夫婦仲、良いと思っていたし、妻は私にソッコンだとも思い込んでいた。

結婚5年目に入った夏。
土地にも慣れ、知り合いも増えていった。
ある金曜の深夜の事。翌日が仕事の妻は先に眠り、遅く帰った私は食事をしながらテレビを見ていた。
お笑い芸人が街ロケでカップルをインタビューでいじるという、当時気に入って見ていた番組のオープニングコーナーだ。
まさかと思った。頭の中がフワァとなり、心臓が痛いほどバクついたのを覚えている。
始めは気付きようもなかった。男のほうだけが映り、芸人にマイクを向けられていた。
女は男から少し離れ、斜め後ろに立っていた。体の左側、顎から下が映っていた。
芸人は女の容姿を褒め、男を冷やかした。不倫カップル?といじられ男は照れ笑いしていた。
カメラは女のほうに、見たことのある顔、カメラから顔を背けていく妻が映った。
突然、妻はカメラから離れるように駆け出した。
芸人は「待ってよ!彼女ぉ」と声を出し、カメラは妻が去る姿、その後を続く男を追った。
そのコーナーはそれで終わったが、私の頭の整理はつかなかった。
誰だあの男は?これはいつの撮影だ?というのが知りたい。そして怒鳴りつけてやりたい。
寝室に行こうと立ち上がった。しかし4、5回の深呼吸で何とか気持ちを押し、その夜はリビングのソファで朝まで天井を見続けた。

明け方になり、頭の中は整理しかかっていた。
きっと妻は誘われただけだろう、優しいから付き合ってやったのだろうと思いたかった。
男を突き止め、妻から離れさせれば解決するはず、妻も私が知ったとは気付かずに済むと思った。

(続きはまた)

 
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42
投稿者:同年代
2013/10/06 08:56:59    (GBMZnp2t)
共感できて興奮しました
そのテレビは関西系かな 見たことあるかもしれない
もしかしたら↓? 当時を思い出します

ウィキ アダルトバラエティ

是非また書いてください
41
投稿者:秋味
2013/10/06 01:40:59    (u/NAJver)
久しぶりにかなりドキドキ コメント書きたくなりました 同じ性癖と言ってしまえば貴殿に失礼になるかと思うのですが…たまらなく興奮 久々の充実感 この感覚を忘れていました じろうさんにみんな応えて返事くれてます 返事書かずに待っていた人はかなりいたと思います おわりじゃなければ私も返事しなかったかも すべてにおいて最高ですよじろうさんの文章は情景を想い浮かばせます あとは個々の好みの違いでしょうね
私の好み…すみません俗っぽくて
奥様がされた痕跡は在りましたか?

使用済みゴムとかティッシュとか…そんなん知るのが好きなんです
ベットはどうでしたか?何故家でしたと感じたのですか?


そんな内容を書かれないからまた良いんでしょうが…ちょっと気になって…教えて欲しいです…


これからも外野は気にせず
書ける時に気持ちが乗った時だけでいいですから…是非
待っている人々の為に
続けてください
宜しくお願いします




40
投稿者:じろう
2013/10/06 00:04:17    (GBMZnp2t)
あとがき

昔の実経験に、その後の想いを少し足しました。情景伝われば嬉しいです。
素人丸出しの文章にもかかわらず、頂いた嬉しいレスに感謝。
全体的な感想も期待しつつ、また機会があればアップします。

39
投稿者:じろう
2013/10/05 23:49:07    (eof3Kmz0)
鍵を開けた。まだ夜中、玄関のドアを静かに締め、鍵をした。
ピンヒールのショートブーツが立っていた。
「ただいま。」久しぶりに声を出した感じがした。

リビングのガラスドア越し、妻が驚いた顔を見せた。

妻はそのまま玄関に、洗い物をしてたのかビニール手袋をしていた。

私は妻の今を記憶しようと必死で見た。

出かけた時の服装だろう。
オレンジのジルクのシャツ、黒のタイトスカートに黒のストッキング。
シャツはその時初めて見た。色鮮やかで今もも忘れていない。

夜中なのに化綺麗に化粧していた。
服に合わせたのか、オレンジ系のリップが光っていた。

「ビックリしたぁ。仕事は終わったの?」と妻は訊いた。
「急に先方の都合で予定が変わったんだ。」とごまかした。

妻はうろたえているようには見えなかった。いつものように微笑んでいた。

「そうなんだ。お腹減ってない?」と妻は訊いた。
「うん、大丈夫。」と応えた。

欲望を抑えきれなくなっていた。妻を凝視し続けた。

「じゃあ明日、じゃなく今日は仕事はいつも通り?」と妻は訊いた。
「いや、休みをとった。」と応えた。

「そう、良かった。」
「うん、良かった」

リビングに入ってソファに座った。
テーブルには普段はない灰皿、3本の吸殻が入っていた。
何も言わなかった。

妻は何も弁解してこない。敢えてはしゃいでもこないし、悪びれもしてこない。
それはさらに私を興奮させた。

「コーヒーいれるから待ってね。」
キッチンに戻った妻は私に声を掛けた。
「コーヒーより冷たい水がいい。」
「うん解った。」

気付いた。テレビの上に写真立て、妻と私が写っていた。
ここで煙草を吸ってたのなら、男はこれを見たかもしれないと思った。

男に対しては、それはそれで手っ取り早くていいなと思った。

妻がグラスを持ってきた。
長くて綺麗な脚がストッキングでキラキラしていた。

妻の手を掴んだ。

「シャワーさせて。」
「させない。」

ソファに引き寄せ、体を入れ替え、押し倒した
ベッドではなく、ここが良いと思った。

全然萎えなかった。
妻も逃げようとしなかった。
期待通り、期待以上だった。

次の金曜日の夜。私は男と会った。
男は解っていた。
私は次のゲームに参加するかを確認した。



(終わり)
38
投稿者:じろう
2013/10/05 22:05:20    (eof3Kmz0)
「バレてないかなぁ。」私がいたことを妻に気付かれたくなかった。

靴はしまったというのは覚えている。空き缶はゴミ箱に入れた。ソファまわりは何も置いてないはず。
クローゼットはダメだな。バスルームも濡れてるし...。
さっきまでの自分を想い起こそうと必死になった。アシがつく事を不安がる空き巣の心境だった。

「まぁ、そんな事どうでもいいや。弁解しなきゃなんないのはあっちなんだし。」と考えるのをやめた。

人目を避けたくて、こんな時間に帰ってきたんだな。...ということは、朝までには(男は)出ていくだろうと思った。

案の定、4時を過ぎた頃に玄関に人影が見えた。暗くて顔は見えない、声もこ聞こえない。
が、あの男に違いないと思った。
1時間半近くは家にいたことになる。「やっとかよ。あいつ(男)、もしかして家でも?」考えるとムカついた。

男らしき人影が家から離れ始めた。きっと意気揚々な感じだろうが遠すぎて判らなかった。
「あいつ(男)は今度で良い。声をかけるのは今ここでなくても良いよな。」と思った。

少しでも早く帰りたい。余韻を残してるはずの妻のところに。

家の門灯が消えた。
私は車を静かに出し駐車場に戻った。エンジンを留めて大きく深呼吸した。
刺激は充分過ぎるくらいもらった気がした。眠気なんかない。みなぎっていた。
「さぁ...、帰るとするか。」
思いっきり強くドアを締め、家に向かった。

(続きはまた)

37
投稿者:ジョリー   joly0179
2013/10/05 19:28:25    (FQicyvIB)
超興奮します。
次が待ち遠しいです。
36
投稿者:じろう
2013/10/05 19:23:15    (eof3Kmz0)
夜中2時過ぎ。少し寒気がし、うたた寝から覚めた。
堪らなく空腹なのを感じた。帰ってから食べてないのに気付いた。
出張のはずなので妻も当然用意などしてくれていない。
こんな時間だし、まだ帰らない。コンビニでも行って何か買うかと、家を出た。

歩いて7、8分で店、10分程いただろうか。
真夜中、格好をつける必要もない。おにぎりを食べながら家に向かっていた。

家に着いた。玄関にの鍵を出そうとポケットに手を突っ込んだ時だった。
「あれっ?あぁっ!」と叫びそうになった。
つけていないはずの門灯と玄関灯がついていた。
「帰ってるのか...?」驚きすぎて声は出なかった。

その直後だった。家の中からかずかに声らしき音が聞こえた。
「笑い声?会話だ..!」男と女が会話しているように聞こえてきた。

妻とあの男が2人で家の中にいるという事を悟った。
どうしようもなくうろたえ、動揺した。

足音を殺すように家を離れた。とりあえずそこにいるのは不味いとだけ思った。
「どうしよう...どうしよう...」
普段格好つけの私が、誰にも見られたくない程に情けなくうろたえた。

男と知り合いだなんて事を妻は知らない。
夫だなんて事を男は知らない。
そんな2人のいる家、今は入れない。

しばらく近所を彷徨った、たどり着いたのは駐車場だった。
転勤の際、車庫付き物件が見つからず、家とひと筋離れたところに借りていた。
車に乗り込みエンジンをかけた。
「ここでいい...」家の玄関が見える位置を探し、路上に停めた。

思い出すだけで息が上がった。
まさか男を連れて帰ってくるとは、思いもしなかった。
出くわさずに済んだのは奇跡かと思った。

(続きはまた)

35
投稿者:じろう
2013/10/05 17:50:09    (eof3Kmz0)
心が揺れて仕方なかった。静かさのせいだろうか。
ついつい自問自答をしてしまう。
興奮はずっと続いていた。それこそ鼓動が早く打つのが当たり前のように感じていた。
なのに、ふっと心配の芽が顔を出し、気持ちがざわつき急に重くなる。
それはある部分では苦痛でもあり、妻が帰るまでは続くのだろうなと感じていた。

シャワーを浴びようと思った。
「ふぅっ」っと強く息を吐き、放り投げていた上着とキャリーをぶら下げ、寝室に上がった。

カバーが掛けられているベッド、いつも通りに出支度していったんだと思った。

服を脱ぎ、キャリーから荷物を出す。クローゼットにしまおうとした時、足元の屑入れに目がとまった。
出かける前に捨てたんだろう。パンストの入っていた袋と値札タグが3つ。。
新しいのを身につけていったんだと私に教えてくれた。普段は気にもしないのにと苦笑した。

シャワー音と肌にあたる感触は、妻の姿を想い起こさせた。
会社で1回、今日2回目のオナニーだった。シャワーをかけて綺麗にした。

いつ帰ってくるかわからない。せっかくいるのに、寝ている時に帰ったきたら...と思ってしまう。
寝てはいられないと思った。
手持ち無沙汰だったが酒は飲まず、ソファで仰向けに寝転んでいた。


ここで時代考証的なものを伝えておきたい。
冒頭、「ずいぶん昔の事」としたが、これは90年代始めの頃の事。バブルの時代も末期で、私の転勤も勤務先の拠点拡張による配属だった。
生活面ではPCも携帯もDVDもない(「普及していない」が正確かも)時代。
録画はVHSが主流、人と連絡する手段、情報を得る手段はほぼ固定電話だけ。、居場所が判らない時には連絡しようもなかった。
一人だけのあの夜は相当長く感じた。
30代以上の読み手でなければ理解し難いかもしれないが...。


日が変わっっているのに暫くしてから気付いた。
その瞬間、何の根拠もなかったが、やられたなと心で呟いた。

もう、暗いうちは帰ってこないなという気持ちが心を緩めた。瞼が重くなり、少し眠った。

(続きはまた)

34
投稿者:多々羅
2013/10/05 10:09:59    (vCR8HldE)
ここからですね。続けて下さい。まさか、ここで終了はないですよ。

33
投稿者:読者
2013/10/05 02:19:54    (iuj2L3Zi)
続き、楽しみにしてます。
要らん事書き込む人ってよっぽど暇なんでしょうね。
気に入らなければスルーすれば良いのに…。
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