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あの日のモールの、甘い迷走

投稿者:なみきち ◆e6Mv2w7nzY   namikichi
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2025/12/11 15:41:17 (/qie18D3)
週末の午後。 特にやることもなく、あてもなくショッピングモールをぶらついていた。

どこか、この人工的な空間に、日常からの逃避を求めているのかもしれなかった。 ショーウィンドウに映る自分の無関心な顔を見ながら、ため息をつく。

そんな時だった。

人混みをかき分けるように、一人の女性が、僕の視界に入ってきた。

タイトスカート。 膝上丈で、彼女の、すらりとした脚線美が、嫌でも目を引く。 上品な、でも、どこか大胆さを感じさせる、ワインレッドの色。 歩くたびに、スカートの裾が、小気味よく揺れる。

そして、目が合った。

ふいに、僕の視線に気づいたのか、彼女はこちらを向いた。 ほんの一瞬。 でも、その一瞬で、彼女の瞳の奥に、鋭い、そして、どこか挑発的な光を見た気がした。 すぐに視線は逸らされたけれど、僕の心臓は、妙な高鳴りを覚えていた。

なんだ、あれ。 ただの、気のせいか。 いや、でも、あの、一瞥は、尋常じゃなかった。



彼女は、そのまま、僕の視界から消えるかと思いきや、なぜか、僕の周りを、ゆっくりと、無意識に、旋回するように歩いている。 まるで、僕の存在を、確かめるように。 いや、まさかな。 そんな都合の良い展開があるわけない。

でも、彼女の、タイトスカートの揺れが、視界の端に、繰り返し映る。 まるで、僕を、誘っているかのように。

「…どうかしましたか?」

不意に、彼女の声が、背後からした。 振り向くと、すぐそこに、彼女が立っていた。 さっき、目が合った、あの女性だ。 顔には、あの、挑発的な、しかし、どこか楽しんでいるかのような微笑み。

「え? あ、いや、その…」 言葉に詰まる。 何を言えばいい? 「あなたのスカートに、見とれてました」なんて、言えるわけがない。

「…何か、お探しですか?」 彼女は、依然として、微笑んでいた。 その、魅惑的な、しかし、どこか抗いがたい、魅力。 抗えない。

「いや、特に…」 「そう。じゃあ、ちょうど良かった」 彼女は、僕の、言葉を遮るように、言った。

「この後、お時間、あります?」

僕の、心臓が、警鐘を鳴らす。 これは、まずい。 こうなるべきじゃない。 だけど、彼女の、魅惑的な瞳が、僕を、離さない。

「…あります、けど…」 「じゃあ、行きましょう」 彼女は、迷いを許さない、ような、微笑みを残し、風のように、人混みの中へと、歩き始めた。 追わないわけには、いかない。 僕は、吸い寄せられるように、彼女の後を追った。



彼女が僕を連れて行ったのは、モールの、一番奥の、あまり人のいない、フードコートの片隅だった。 窓際の、少し薄暗い席。 周りの喧騒が、遠くに聞こえる。

「…ここで、いいんですか?」 「ええ。…あなた、『私を探してたでしょ?』って顔をしてたもの」 彼女は、僕の、心を見透かすような、言葉を放った。 大胆な、しかし、どこか、僕の、本当の気持ちを、代弁するような。

「…はい」 僕は、観念した。

「あなたの、スカートが、素敵で…」 正直に、言ってみた。

彼女は、フッと、笑った。 そんな、今まで見たことのない、類いの、微笑み。 「ふふ…そう。このスカート、私が、自分に、自信を、持てるように、買ったの」 そう言って、彼女は、自分の、タイトスカートの、裾を、そっと、撫でた。

「でも、本当は…」 彼女は、僕の、目を、まっすぐ、見つめた。 その微笑みは、燃えるような、炎に、変わっていた。

「…もっと、あなたに、見せたい、もの、があるの」 彼女は、そう言うと、ゆっくりと、僕の、膝の上に、手を、乗せた。

タイトスカートに、隠された、熱。 それは、僕が、想像していた、それよりも、遥かに、熱を帯びていた。 彼女の、温かい、しかし、震える、指先が、僕の、太ももを、ゆっくりと、這い上がる。 魅惑的な、微笑みが、今は、激しい、欲望に、満ちていた。



「…我慢、できますか?」 彼女の、声は、もう、甘く、湿っていた。 僕の、顔は、多分、真っ赤になっていたと思う。 だけど、首を、横に、振れない。

彼女の、指先が、タイトスカートの、裾に、触れる。 そして、ゆっくりと、その、裾を、持ち上げ始めた。 魅惑的な、微笑みを、残したまま。

「…逃げないで、ね?」

暗闇の中に、二人の、吐息だけが、響く。 モールの、喧騒は、もう、遠い、彼方。 僕の、目の前には、魅惑的な、妖しい、誘惑が、広がっていた。 タイトスカートに、隠されていた、彼女の、すべてが、今、露わに、なろうとしていた。 それは、僕が、求めていた、そして、恐れていた、甘い、迷走の、始まりだった。
 
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投稿者:ケンジ   hogehoge2929
2025/12/11 16:31:13    (Y1I654rg)
素晴らしい続きお願い致します
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