2021/01/27 20:28:33
(zblJvxY/)
彼女が決めた事ってと呟き絶句する俺に彼女は笑って言った。部下の方がよっぽど物分かりが良いってことね部長さん。貴方は未だ状況が飲み込めて無い様ね。私の見込み違いだったかしら。もっと賢い男だと思っていたのに。これ以上私を失望させないで。彼女は自分の置かれた立場を充分理解したのよ。
俺は顔を上げてかりんに尋ねた。あんた一体千春に何を言ったんだ?
かりんはスマホを俺に掲げて言った。ここに入っている画像を彼女に幾つか見せたのよ。あの日貴方達は私達を先にエレベーターに乗せた。私は貴方が千春さんの腕を抱えてエレベーターから降りてホテルから出てくるところを記録したの。
私は人生を楽しみたいだけよ。貴方達も混ぜてね。彼女も不倫で会社を逃げる様に辞職する中年男と自滅する気は無いみたいね。私達と楽しくやる道をえらんだのよ。彼女にとっても悪い話じゃないわ。有力な取締役と関係すれば会社でも今後引き上げて貰える。
もともと、旦那だけでは飽き足らず上司の誘いに乗る、淫乱で計算高い女よ。今、貴方としてる事と変わらない。強いて言えば相手がもっとグレードが高くなるだけだわ。彼女の若さを投資とするなら部長止まり。最悪、辞職して無職になる中年男よりリターンは大きいわ。
で、貴方はどうするの?私と楽しむのか、それとも全てを失う?奥さん、そうね2人の娘にも軽蔑されて腐って生きていく?私なら前者を選ぶわ。
貴方にも良い話よ。取締役に将来は約束されて今まで通り、いえ今まで以上の生活が待っているわ。今度は貴方が決める番よ。
俺は黙って顔を伏せてかりんの話を聞いていた。俺の中で何か大事なものが消えていくのを感じた。俺が顔を上げるとかりんは微笑み、覚悟が決まったようね。良い子だわ。私が見込んだだけの事はあるようねと言い、立ち上がりさぁ行くわよ、ついて来なさいと俺に言った。
俺はかりんの後をついてバーラウンジから上層階専用のエレベーターに乗り込んだ。エレベーターを降りて大きな扉の部屋の前でかりんは足を止めた。
貴方の新しい生活が始まるのよ。私達を大いに楽しませて頂戴ねと俺に言って扉を開けた。
部屋の奥に進むと男女の獣の様な声が聞こえてきた。
奥の部屋の扉を開けて最初に目に入って来たのは取締役の上で獣の様に腰を振りながら、彼女の前に仁王立ちした男のペニスを一心不乱に咥えている千春の姿だった。
~おしまい~