2018/10/14 00:41:49
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仕方ないので、山の方に車を走らせた。駐車場に入ると清美はいきなりキスしてきた。
「ねえ、後ろの席いこ?」
「え?ここでするのか?」
「いこ?」
そう言ってる間に清美は助手席から後部座席へと移った。俺の車は後ろが広いミニバンだ。
仕方なく俺も後部座席へと行くと、清美は俺に覆い被さり、唇を貪りながら人差し指の爪でズボンの上から俺の肛門の辺りを愛撫してくる。
それがまた絶妙なタッチだ。
本当に男の体をよく知ってるなと感心した。
俺はあまりの気持ち良さにされるがままにしていた。清美は俺の下半身を脱がすと、フェラに転じた。
清美のフェラは相変わらず絶品で、今まで行ったどの風俗嬢よりも上手だった。手でしごく時も痛くないように、そして握りすぎないように、微妙に感じるあたりをシゴいてくれる。
片手でシゴきながら亀頭をフェラするのも上手だ。
「あっあっ、清美ちゃん、いっちゃうよ~」
俺は情けない声を出して放出した。
清美は口でそれを受け止めあっという間にゴックンしてくれた。
しばらく俺は放心状態で、しかも出した後なので賢者タイムが襲ってくる。
それくらいのことは女の清美でも知っているに違いない。なのに先に精子を出させたということは今日はフェラだけしてくれて終わりだろうと俺は思っていた。
「ねぇ、胸触って。おっぱい揉んで。乳首噛んで」
「え?するの?もう出しちゃったからできないよ」
「そんなん、自分だけずるい」
「そんなこと言ってもできないし」
賢者タイムとは恐ろしい。もう目の前の女が迫ってくるのはもうほとんど拷問に感じるのだ。
俺は今はどうしようもできなくて、きっぱりと断って、今度ちゃんと抱いてやる、そして、今日は清美がセックスしないと言ったからだ、と言い訳して車を出した。
女のホルモンはわからない。抱かれにきたのなら変なことを言わなくて良いのに。それかお酒を飲んでやっぱりヤリたくなったのか?
それならそう言えば良いのに。
そんなことを考えながら清美を送った。
さてそれからはやりとりはするものの会おうと言う話にはならず、それよりも仲の良い友人が共通の友人だったこともわかり、近所で繋がってしまった。
これはお互いの家族にもバレるリスクがあるので、何となく会話も疎遠になった。
時折ショッピングモールで見かけたり、地域の祭りで見かけて話すことはあったが、セックスには至らなかった。
そして何故これを書いたかと言うと、15年ぶりにあるイベントでバッタリ会ったからだ。
忘れていた通りすがりの女なのにお互いに気づいた。
清美は随分とおばさんになってしまってもう抱こうと言う気にもならない風貌だった。その時はお久しぶりとだけ交わして、また何もない日常へと戻った。
俺にはあの頃バックからあれほどパンパンした思い出だけが頭に残っていてる。