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2019/07/31 21:44:45 (aBIH9YE5)
俺が26歳の時の話をしてみようと思います。

俺はその時分、ごく平凡な若者として仕事の合間に趣味としてのオンラインゲームにハマっていました。

やっていたゲームはMMORPGというジャンルのゲームでした。

ここではゲームの内容の説明は必要ないとは思いますが、私たちがどんな世界にいたかというのをお話する上で無駄ではないと思い、少し話させてもらえればと思います。

ゲーム内容を簡単に言えば、まず自分の分身となるキャラを作成し、(オンラインゲームの世界では80%近くが女キャラです。理由は殆ど、男しかプレイしていないから)そのキャラを動かして敵を倒し、自身のレベルアップを図り、そしてより強い敵へと挑んでいくというものでした。

その中に、より強い装備を手に入れて、強い敵を倒すために、プレイヤーは時間と労力を使い、そして時にはリアルマネーの力をも使ってキャラを強化していくという道のりを歩んでいくのです。

そしてオンラインゲームの醍醐味といえば、その同じ目的を持った者同士でギルド(チーム)を作り、そのギルドで一人では倒せない大ボスに挑んだり、またはギルド同士で対戦をしたりするコンテンツもあります。

このオンラインゲームの中の世界で、皆が「最強のプレイヤー」を目指し、「最強のギルド」を目指し、「最強の敵」を倒していくことがこのゲームの趣意なのですが・・。(あくまでゲーム会社の建前上は)

ですが、ゲームという遊びは使っている脳みその部分が特定の領域しか使っていないせいか、同じ趣味でもバイクとか料理とかファッションとは違い、いつかは必ず「飽き」がくる性質のものなのです。

しかし、飽きがきてもプレイヤーたちは、今までにそのゲームに使った時間、お金、労力、人間関係、あらゆるものを飽きたからという理由だけで放棄できない状態となり、ゲーム本編は飽きてしまっているのに、その「人間関係」のつながりの為にゲームにログインするという状態になっていくのです。

この話は、そんなオンラインゲームの中で生きていた我々が、ゲームそのものに活路を見いだせなくなり、ただグータラとゲームにログインし、チャットをしていた時代の話からスタートします。



そのオンラインゲーム(以下、ネトゲ)を始めた時に、ゲームの中のミッションの一つに「ギルドに参加するか、自分でギルドを作る」というクエストがありました。そのクエストを達成すると、特定の重要アイテムをもらえるので、僕はとりあえず、なんでもいいので適当に募集しているギルドに加入申請をしたのです。

加入申請後、すぐにそのギルド「さわやか4組(仮称)」のギルドマスターである、チェルシーさん(自称:34歳)から加入の許可が下りたのでした。

実は、その参加したさわやか4組というギルドは、そのネトゲの中の一つのサーバーの中では、総力戦で上位5位に入っているという強豪ギルドであり、ギルドメンバーも総勢50名という大所帯でした。(実際の活動家は15名~20名であり、他の30名は活動家のサブキャラクターか、あるいは幽霊部員です)

その大所帯を率いるチェルシーさんという人物が、この話の主役となるのですが、少しチェルシーさんについて、その当時分かっていた事をお話します。

チェルシーさん(自称34歳)
ゲームの中での職業 メイン:魔法使い サブ:回復系 サブ2:ディフェンダー 
職責:さわやか4組ギルドマスター
ログイン周期:平日9時~15時 土日(終日)
現実社会でのステータス:6歳の娘あり 夫と結婚8年目。今は家族3人で同居中との事。

ただ、このチェルシーさんが、「ただ者ではない」というか、このゲームの世界の中では、知る人ぞしる「女傑」だったのです。

なにが女傑なのかというと僕たちのやっていたゲームには戦略的な要素があり、敵対ギルドの実力が同等か、あるいは劣っていたとしても、戦略自体では戦いを覆す事ができるという要素があるゲームでした。

チェルシーさんは、このゲームの中での名君であり、なおかつ謀略家というポジションであり、同じ派閥ギルドからも敵対ギルドからも一目おかれている存在なのでした。

そして、そんなチェルシーさんの事に熱烈な憧れを持つプレイヤーも数多く、チェルシーさんに人生相談等をしている者までいる始末でした。

ネトゲという特殊な人々が集まる世界(現実に特殊でない人でも、ハマれば特殊な人となる)において、「女傑」と謳われ、圧倒的なカリスマ性を持つチェルシーさん。僕はこのヒトと、この先に肉体関係を結んでしまうとは、ギルドに加入したときには考えもしなかった事でした。

 
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9
投稿者:※※
2019/08/02 18:22:48    (BOBfGh5y)
楽しみにしています。
頑張ってその後のこと書いてください。
8
投稿者:ロイド
2019/08/01 23:44:09    (DCBd.2HV)
悪言コメントが来るというのは注目られてる証拠ですね。ありがとうございます! 頑張って続き書きます!





7
投稿者:(無名)
2019/08/01 21:02:10    (75PZnsU1)
伏線(笑)
6
投稿者:(無名)
2019/08/01 19:36:59    (G4lMPrK7)
ここに書いている時点でHな展開とはわかっているが、改めて結果書かれるとワクワク感が無くなってしまうのう
5
投稿者:りーまん   ri-man Mail
2019/08/01 00:11:35    (cul2vrRp)
昔(15~20年ほど前)の自分を思い出してしまう感じがしました。
続き、期待してます。
4
投稿者:ロイド
2019/07/31 23:09:38    (LKCLlJ7V)
状況、背景、心理状態、そういった伏線の数々を楽しめる方だけ読んでくれたらいいと思う。


3
投稿者:ロイド ◆jH3Q3bIrRM
2019/07/31 23:08:48    (LKCLlJ7V)
ただの新メンバーだった僕。そんな僕もこのゲームを進めるが上で、それなりに課金もし、それなりに大きな時間を使い、さわやか4組の中でも幹部クラスの職責を任されるようになっていきました。

チェルシーさん曰く「心からゲームを楽しんでいる人と一緒にやれば、こっちも楽しくなってくるものだよ」と言っていました。

僕がこのゲームで頑張り始めた頃というのは、このゲームがサービス開始してから3年経過した時という事もあって、あちらこちらで引退者が続出し、もう限られた人しかプレイしていないという背景があったようです。

そんな中に、必死で夢中でレベルが高い先輩たちに追いつこうと頑張っている僕が突然現れて、それからそんな僕レベル上げの手伝いをする事が、チェルシーさんにとっての最も楽しい事の一つだったようです。

それから僕たちは二人でゲーム内の活動をする事が多くなっていきました。

すると自然とチェルシーさんもプライベートな話をしてくれたり、ネトゲ以外のツール(スカイプ)で個人的に連絡をとるようにもなり、ボイスチャットをしながらゲームをしたり、また世間話をする関係までなっていったのです。

なぜ相手が僕なのか?それはただ、相性が良かった。理由はそれだけだと思います。

ゲームの話だけでなく、プライベートの話も気軽に話せる間柄、それが僕とチェルシーさんの関係になっていたのです。

きっと、チェルシーさんが僕と同じような年齢で、なおかつ独身であったなら、きっとこんな感じで実際の恋愛関係とかに繋がっていくのだろうなぁと思っていました。

ですが当時、20代半ばの僕でさえも既婚者であるチェルシーさんに必要以上の接近する事は、「やってはいけない事」である事くらいはわきまえていたのです。

しかし・・・チェルシーさんはそうではなかったようです。

いつからだったかもう忘れました。気が付けば、、と言うほかないんですが、僕とチェルシーさんの会話は、気が付けば、チェルシーさんの生活状況に僕が相談に乗ってあげているという構図が出来上がっていました。

チェルシーさんは旦那さんと娘さんとの3人暮らし。ですが、住んでいる場所が都会ではない場所であり、同じ敷地内に旦那さんの両親も暮らしている環境だったのです。

そんなチェルシーさんの悩みといえば、1:子育てに無関心な旦那 2:何かとイチャモンつけてくる姑 3:経済苦 この3つでした。

正直、どこにでもあるパターンの主婦の悩みではあるのですが、当時独身でもあり、考え方が幼かった僕は、「人間、努力次第でなんでも前に進んでいける」という信念のようなものを持っていました。

結果として、チェルシーさんはそんな信念を持っている僕に話を聞いてもらっているうちに、「なんだか勇気でたw ありがとw」と言ってくるまでになっていました。

つまりフタをあけてみれば、ゲームの中でのチェルシーさんの「女傑」っぷりは、あれはゲームの中で創られたキャラであり、実際はただの「無力な主婦」だったのです。

いや、無力な主婦だからこそ、その現実を逃避するためにあれだけの個性を出す事が出来たのかもしれません。

ですが、確かにこの頃、僕はチェルシーさんからゲームの中においても、現実世界においても、一定の信頼関係が成り立っているのは感じてはいました。ですが、僕の中ではとてつもなく大きな壁があり、チェルシーさんが僕に対する程、僕はチェルシーさんの事を、そこまで信用していなかった。いや信用なんてできなかったんです。

それは考える事でもなく、ただネット上でしか知らないのです。

いくらスカイプを使って実際の声を聞いて話しても、「あった事もない。顔もしらない。」そんなネット上の使いの人間に対し、信頼なんておけるハズもありません。

ましてや、相手は子持ち。どころか旦那持ち。

常識の範囲内でのアドバイスくらいはできても、相手の家庭の事にまで口を出して、それが原因で大ごとにでもなれば僕は責任なんてとれません。

ただ、強く意思を持てば、いつか道は開ける!くらいの若さあふれるアドバイスというか、意見くらいしか言えなかったのです。ある時までは・・・。

そんなチェルシーさんとの関係も、ネットゲーム上で1年、実際にスカイプで音声通話し始めて3,4か月、そして知り合って1年半が経過した時の話です。

とうとう、僕たちのやっていたネトゲが、サービス終了まで三か月の告知。が出るに至ったのです。

その告知から出てからは、もう真面目にゲームなんてする人はいません。どうどうと、世界チャットで「次、なにするー」「新しい〇〇砂漠とかどう?」「俺は〇ラ行こうと思ってるけど」というような話が出てきたのです。

当然の如く、僕とチェルシーさんの間でもその話題は出ました。ですがチェルシーさんは「もうネトゲそのものから引退かな」と言うのでした。

それには理由がありました。チェルシーさんは、今のネトゲでさえも持っているPCのスペックが低く、だましだましやっていたのでした。この時代のネトゲというのは最低でもメモリ8GBは必要スペックとして設計されており2GBに増設しただけのチェルシーさんのPCでは、最新式のオンラインゲームはもうできないとの事だったのです(経済苦)

結局、程なくして僕たちのネトゲは終了し、ただバーチャル以上、リアル未満というチェルシーさん。という人物を獲得した事だけが、僕がこのゲームの中で唯一、得た者でした。(チェルシーさんは他にも色々とこのゲームを通じて知り合った人もいるみたいですが)

そして僕たちはとうとう「ゲームも終わってキリもいいし、せっかくだし、顔だししてみる?w」とチェルシーさんから誘われたのです。

顔だしというのは、いつもの音声だけのスカイプに、ビデオ動画を使っての会話をするという意味でした。僕にとっては(まぁ、、別に見なくてもいいけど・・w)というネットはネットという割り切り感があったのですが、今までの付き合いも含めて、その顔だしを承諾してしまったのです。

チ「じゃ、21時ちょうどにかけるねー」
俺「はーい」

そしてスカイプの呼び出し音が鳴りました。少し緊張しながら受話器ボタンを押してみると・・・・


俺「え、、チェルシーさん?w」
チ「はいーチェルシーですw」
俺「おお・・w」

正直、驚愕しましたねこの時ばかりは。

今まで僕の中でのチェルシーさんというのは、適当に小太りしたオバサンをイメージしていたのが本当のところでした。ですが、実際に僕のPCに写りだされたチェルシーさんは、めちゃめちゃ僕好みの顔をしていたのです。

どんな顔だったかと言えば、まず一言で目がおおきい、そして顎の骨格がしっかりしていて笑ったら前歯が数本見えてしまう(のですが、これがいい)

例えて言うなら、テレビコマーシャルで、食器用洗剤とか、洗濯用漂白剤、あるいは生理用品とか、そういった爽やか系のCMに出ている主婦みたいな、そんなイメージだったのです。

それから僕は、チェルシーさんに対する態度を一切、変えてしまう事になったのです。もちろん本人には、顔だししてから親近感がアップしたw と言っていますが、本心で言えば、こんな美人と知り合いになるくらい得はしても損はしないだろ、という安易な考えからでした。

そしてその顔だしの日から、僕たちの「常軌を逸した」関係が始まったのです。

僕たちは事もあろうに、「常に」スカイプの電源を入れて相手の生活状況を映しあいながら生活をするという関係になっていきました。(もちろん旦那さん、娘さんがいる時は別ですが)

子供はおじいちゃん、おばあちゃんの家で寝る事も多く、旦那さんも仕事で2,3日帰らない事もあり、そんな日は僕たちは寝ている時でさえ、スカイプのビデオ通話を流した状態で生活していったのです。

そんな生活をしていると所詮はただのネットなのですが、相手の私生活を覗き込んでいるという不思議な錯覚に陥る事もあり、性的な目で相手の生活状況を覗き見る心理状態になっていったのです。

なぜなら、相手は完全にプライベートモードの自分を、僕に晒している訳です。最初の頃は普通の恰好でカメラの前に出ていたチェルシーさんも、そのうちお風呂上りのキャミソールや、短パンのような姿で僕の目の前に現れるようになり、(誘っているのか)寝ているシーンの時に際どい姿勢まで取るようになっていました。(寝ている時でさえ動画を切っていないというのは既に話したとおりです)

するとそれを見ている僕は、(寝返りうってこっち向いてww きっと胸の谷間見える・・w)とか(足開くとかないのかよ・・w 開けばハミパンするかもしれないのに・・!)といった、蛇の生ころし的な状態になってくるのです。

何より、寝ている姿でさえも動画を映しあうという異様な関係。この関係そのものが性的な興奮を誘引しやすい要素だったのは間違いないと思います。

それから僕は言ってみたのです。「なんだかんだ、チェルシーさんっていい胸の形してますね?w」と。

その返事にチェルシーさんは「そう?w」とまんざら悪くない反応を見せ、それから僕たちはビデオ通話を通じてHな事をする関係にまで進化していったのでした。


2
投稿者:(無名)
2019/07/31 23:01:14    (9DvaJlCA)
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