ナンネットID のアカウントをお持ちですか? ログイン ログイン
ナンネットID
 
1

患者、幸子さん

投稿者:整体師
削除依頼
2008/06/11 09:28:16 (xIke4t0O)
患者、明美さんからの思いがけない依頼は、自分の耳を疑うものだった。

実の母親を抱いてほしい。

母親を抱け、とは大いに興味がわくが、7歳年上のオーバー60。少々のためら
いはある。熱心に頼み込む彼女のあまりに真剣さに、理由を聞きただす。

明美さんの語るあらましとは。

母親、幸子さんの年齢は62歳。
11年前の51歳のとき、ご主人をガンで亡くし、以来一人暮らし。
1昨年、不用心を理由に、一人娘の明美さんが、住んでいたマンションを引き
払い、夫と子供達の家族で実家に移り住んだ。

もともと病弱なご主人の最期を看取り、一人の生活を謳歌していた幸子さ
ん。娘家族との同居の提案は喜びの半面、不自由さへの戸惑い半分を感じな
がらも、承諾した。
一人娘の明美さんを嫁がせ、長い間の夫婦二人きりの生活。ご主人の死亡
と、その後の一人暮らしでの、気ままな生活を続けてきた、幸子さんの生活
態度は奔放なものだった。
風呂上りにバスタオル1枚で居間をうろついたり、下着の見えるのも気にしな
いあけっぴろげな格好。
いくら祖母とはいえ、高校と大学へ通う二人の息子たちの戸惑いに、明美さ
んは苦言を呈したが、まったく意に介さない。
それよりなお困ったことに、夫までが幸子さんの一挙手、一投足に興味を持
ち始めたのだ。
時折、母親の後姿の腰の辺りや、胸元を見やる夫の目は、まさに男そのもの
だった。
そして先日、決定的な出来事が。
風呂の洗面所で、入浴中の母親の下着を手にして、呆然と立ち尽くす夫の後
姿を見てしまったのだ。

十分過ぎるほどに、女の色香を持ち合わせる母親に、その事実をはっきりと
認識させてほしい。女の喜びを再び感じさせることで恥じらいや、慎みを思
い出させてほしい。間違いが起きる前に。

これが今回の依頼だ。

趣味で通う、アクアビクス。
ところが幸子さんは、最近肩の不調を訴え、治療法を模索しているとのこ
と。
そこで治療をかねて、回春計画の主役として、この私に白羽の矢を立てたと
いうわけだ。
もし母親の容姿やらが私の趣味に会わなければ、肩の不具合の治療施術だけ
でよいという。
果たして高校生の孫までもドギマギさせる、年増女性の色香とはいかなるも
のなのか。私の好奇心は最大限に膨らむ。
「とにかく、やれるだけ、やってみましょう」
顔では不承不承ながら、はやる気持ちを抑え承諾した。

予約初日。もの珍しそうに入室してきた母親幸子さんを見た瞬間、心の中で
握りこぶし。
まさか、これほどのものとは。

額と目尻には、若干の年齢を刻み込んでいるが、ツヤのある肌。往年の美貌
を彷彿とさせる顔立ち。背は決して高くないが、中肉中背。下腹のポッコリ
感は割り引いても、十分に魅力的な体つきだ。

そういえば明美さんの説明に、確かこんなフレーズが。

「母は若い頃、街のミス○○、○○小町と呼ばれたこともあるんですよ」

アクアビクスの帰りだという大きなバッグを肩から提げ、モスグリーンのハ
ーフパンツに、ざっくり着込んだピンクのトレーナー姿は、決して実年齢を
うかがわせない。
遠目には50代前半、いや40代といっても通用する容姿だ。
明美さんの夫が惑わされるのも、無理からぬことと得心する。

本当にこの彼女が、家の中では女を意識せず立ち居振る舞い、日常を過ごし
ているというのか。

不具合の診断の結果は左五十肩の初期症状。
肩関節周囲炎の正式名をもつこの症状は、実際のところ年齢に関係はない。
肩関節および肩周辺の筋肉、腱の不具合による痛み。時には腕の上げ下ろし
もままならず、夜も痛みに眠れないこともある厄介な症状だ。
しかし幸いなことに彼女は、それほどの長期の治療施術は必要なさそうだ。
しかし、長期戦の覚悟を暗に示す。作戦はもう始まっている。

「私、もう60過ぎのおばあちゃんなのに、いまさら五十肩ですか」

いたずらっぽそうに肩をすくめる。
いつか幸子さんを陥落させる光景を頭に描きながら、つぶやく。
「何をおっしゃるんですか、あなたは十分にお若い。明美さんとだってご姉
妹で通りますよ。それに、なによりお綺麗だし」
「先生ったら、お上手ですこと。そんなこと人から言われたの、何年振りか
しら。でも、ありがとう。お世辞でも嬉しいです」

早速、治療開始。
左腋下の前後に異常なシコリ、三角筋のハリ。
小さな筋肉、腱に施す五十肩の治療は時として痛みを伴う、というより他の
どんな症状より辛い施術が続く。

施術中の幸子さんとの、痛みを紛らわすための問わず語りの会話。
彼女の生い立ち。

20歳、銀行窓口業務の彼女。
不動産賃貸業の御曹司、10歳年上のご主人に見初められ結婚。
すぐに明美さんをもうけたものの、その後子宝に恵まれず。
幸子さん50才の時、ご主人の持病の糖尿病が悪化。入院検査で末期のすい臓
がんが判明。看病の甲斐なく1年後に死亡。
明美さんを嫁がせていたため、独り身の生活に。
残された資産で、十分過ぎるくらいに生活は成り立つ。
そして昨年より明美さん夫婦、家族が同居。現在に至っている。

あらましは明美さんからの情報と差異はないが、ご主人の糖尿の病歴は初耳
だ。

圧痛点を探る施術中、ふと幸子さんの異常な反応に気がつく。
目を硬く閉じて、痛みをこらえる仕草の中に、ふと見せる恍惚とした顔の表
情だ。

「これは・・」
疑いを確証に変えるため、実験を施す。肩の腕の付け根に、快感を伴う痛み
の場所がある。
少し強めに押した。
「ああっ・・」小さなため息とともに女のあえぎ。

間違いない、彼女には被虐嗜好、Mの気質が隠されている。

頭の中で、作戦が次々組み立てられる。
決定だ。
彼女にとことん女を思い出させてやろう。
年齢を忘れてセックスによがり狂う、1匹のメスに追い込んでやろう。

 
レスの削除依頼は、レス番号をクリックして下さい
4
投稿者:愛読者
2008/06/12 08:57:54    (.g5LcHlV)
心待ちにしておりました。

お久振りの投稿を拝読させてもらいました。 「お見事!」

次回投稿を期待しております。     アナル好き男
3
投稿者:たく
2008/06/11 11:26:59    (cKRPqAKl)
あれっ?5ページ目から見れないぞっ!
2
投稿者:ピンポン
2008/06/11 09:33:56    (62QPOb7L)
続き楽しみにしています
レス投稿フォーム
名前
トリップ[]
E-mail
※任意
本文

投稿文に自動改行は行われません、適宜改行を行ってください。 # タグ使用不可
「sage」
※投稿を上げない
画像認証

上に表示されている文字を半角英数字で入力してください。
新着投稿
人気の話題・ネタ
ナンネット人気カテゴリ
information

ご支援ありがとうございます。ナンネットはプレミアム会員様のご支援に支えられております。

>