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2007/04/16 18:30:20
(1kL2UlzQ)
この季節は別れと出会いが幼い子供達の心と体の健康を蝕むのか長男が幼稚園入学式終了後から40℃を越す発熱が続き近くの総合病院に5日前とりあえず診てもらうことから始まった。
入院の知らせは『検査値がかなり悪く2~3日入院の必要性あり。入院手続きをするのでタオルや下着など入院セットを持ってきて』と仕事中に入った妻からのメールにて知った。
仕事を早めに終わらせ入院に必要と思われるものをバッグに詰め165号室に急いだ。妻と子供が一緒にテレビを観ながらベットで横になっていた。既に8時近くだったので4人部屋のカーテンは閉め切られ病状について小声で話すのがやっとでした。
妻からは『夜の看病はあなたに任せるね。私はまだオッパイを飲ませないといけない子もいるから帰るね。朝はおばあちゃんに来てもらうシフトが一番いいと思いから連絡しておくね』と言い残して出ていった。(まだメシ食ってないしフロも入ってないのに)部屋も静かだしあまり他人の前であれこれ言うのも格好悪いので黙って別れを告げ子供とベットを共にした。
消灯を過ぎてあちらこちらのテレビやサイドライトの灯が落ち静まりふと自分のいびきで周りに迷惑をかけないか初日は心配したものだった。
朝を迎えて自分のいびきで迷惑をかけたのではないかと怯えつつ、周りの付添いの方に挨拶をしようとするが朝の化粧していない顔を見られたくないのかあまり話すチャンスは見出だされずおばあちゃんが交替に来てくれた。
周りは退院していき5日目のことである。自分達以外誰も部屋からいなくなってやっと気兼ねなくテレビ観れるし一人エッチできると喜んでいた矢先夜7時頃1人入ってきた。ふと顔を見ると今まで看病していたお母さんと比べるのが失礼にあたるほどの方が入ってきた。(内心あんなきれいな人もいびきかくのだろうか?どんな格好で寝るのかな?など想像するだけでワクワクしてました)
なかなか寝付けずにいると夜中の2時位に子供が高熱のためうなされておりかなりうるさかった(座薬が効くまでの約2時間位わめいていたかな)
翌日の朝、病室の近くに隠れたタバコ吸えるところを見つけており一服していると同室のお母さんがやってきた。かなり昨日の看病で疲れていそうな感じであった。言葉をかけようとしたのはお互いほぼ同時だったが機先を制したのは彼女のほうだった。『同室の方ですよね』自分は知っておきながら『そうなんですか?私は165号室です』『やっぱり間違いありません。昨晩は子供が騒がしくご迷惑おかけしました』と言ってきたので『熟睡してましたから覚えていません。反対に私のいびきで迷惑かけていませんか?』と互いに談笑。
また私のほうから『よくこの喫煙場所を見つけましたね』と声をかけたところ、『ここの職員でからす』といろいろ話して親近感が沸いてきた。