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2006/12/17 21:15:04
(isSaut2C)
昨年は、彼女は転勤で県内の別の都市の支社に移動していったこともあ
り、家庭の都合ということで参加しなった。
今年は参加しますという返事だったので、私も健康管理を十分にして、参
加した。
しかし、旅行としては、散々だった。雨にたたられたのである。
チャーターした小型のバスに閉じ込められて、ただ観光地から観光地への
移動の連続という感じだった。それでも、宿泊したホテルの料理が良くて、
昼間のがっかりしたみんなの雰囲気は一気に盛り上がった。私はもともとあ
まり飲めない。彼女もそうである。宴会のあと、もう一度、温泉を楽しむつ
もりであった。
宴会がお開きになって、私と彼女を除く参加者は皆、いい調子になってそ
れそれぞれの部屋に引き上げていった。
私はいったん部屋に戻って、タオルとバスタオルをもって大浴場に移動し
た。別に示し合わせたわけではなかったのだが、大浴場の前でばったり彼女
にあった。彼女も宴会後の温泉を楽しみにしていたそうである。
女湯の奥にある家族風呂が私の目に入った。ちょっとまってて、そういっ
てホテルの浴室の係りらしい女性に、家族風呂を使うにはどうすればいいの
か尋ねた。事前の申し込みが必要だということだったが、その日はもう予約
は入っていないということで借りられることになった。
家族風呂が使えるよ、一緒に入ろうと彼女を誘った。
彼女が転勤してからは、メールを週に一度交換するくらいだったので、彼
女はまさかと思ったそうである。ぼくは彼女の手を取り、家族風呂の戸を開
けた。彼女はびっくりして戸惑った顔をしていたが、抵抗はしなかった。
内鍵が掛けられるようになっていた。鍵を掛け終わって彼女を見つめたと
き、彼女は受け入れる覚悟ができたという顔をしていた。
脱衣場で彼女の後ろに回り、浴衣の帯を解いた。彼女のうなじに息を吹き
掛けると、彼女の体が揺れた。私も裸になって、彼女を私の方を向かせてキ
スをした。
お湯に浸かりたい、彼女はそう言った。私は燃え上がった欲情をいったん
断ち切って、浴室に彼女と入り、体にお湯を掛け、湯船につかって彼女を待
った。彼女は私より丁寧に体を洗って入ってきた。二人で浸かる十分な広さ
があったのだが、私は足を伸ばして、彼女を私の膝の上に乗せて、抱き寄せ
た。8ヶ月ぶりの彼女の体温だった。私は怒張したものをあてがった。
彼女も十分に濡れていた。湯船に浸かったまま挿入されたのは初めてだっ
たそうである。私はキスして、彼女の体全体を手のひらで確かめながら挿入
したものをゆっくり動かしていった。
彼女はだんだん息が荒くなっていって、とうとう私にもたれかかるように
して果てた。好きだとつぶやいた私に、会いたかった、そう返してくれた。
私は湯船からあがり、脱衣場からバスタオルを持ってきた。浴室の石の床
の上にそれを敷き、お湯を掛けて温かくして、彼女の体を横たえた。
彼女は一度達したが私はまだだった。今度は僕もいくよ、そういって、彼
女の上に体を重ねた。ゆっくり、彼女の体の反応と表情を楽しみ、私も高ま
っていった。そしていきそうだといったとき、彼女は中に出していいの、そ
ういってくれた。私は、至高の歓びの瞬間を迎えることができた。
雨にたたられた今年の旅行であったが、私には忘れることができない旅と
なった。