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2006/09/20 15:53:13
(SEtL5fOn)
あれは俺が高校生の夏の時だ。その当時俺は近所でやっている個人の習字教
室に行っていた。そこには俺を始め、そこで知り合った人妻達を含めると六
人ほどしかいない。
俺は習字は嫌いじゃないし、字が上手くなる事も出来るから喜んで通ってい
た。そんなある日の事だ。
習字教室のメンバーで飲み会をしようということになった。勿論俺は高校生
だからと、参加を辞退したが
「あら、大丈夫大丈夫。居酒屋だけど、烏龍茶とかもあるし」
「そういう問題じゃないかと思うんですけど…それに俺、そんなにお金ない
ですよ」
「大丈夫大丈夫。おばさん達が奢ってあげるから」
こういう時、主婦ってのは以外と頼もしいと思った。
「日時は今度知らせるから、ちゃんと来てね~」
「考えときます」
俺ははっきりって出るのが憚られた。
「男は俺一人かよ」
家に帰りながら、そんなことを考えていた。