大学を出たばかりの俺は、就職先の配属先がある街へ引っ越して、アパートの近所のスーパーで働いてた千尋っていう女性に一目惚れ、言い寄ったら、ニコッて笑いながら、左手の薬指に光るリングを見せられた。
可愛くて、既婚者だと思ってなかったし、若かったから結婚指輪の意味もよくわからなくて、気付くのに間があって、えっ!って表情になるまでにタイムラグがあった。
千尋はベビーフェイスで、同年代だと思ってたけど、7歳年上の30歳だった。
旦那の実家に入ってて、4歳の子供を義両親に見てもらいながら働いてた。
色々と不満があるようで、既婚者なのに俺と付き合ってくれた。
俺は、千尋の愚痴を聞いてやった。
義両親のこと、旦那のこと、黙って聞いてやったら、俺におでこ付けて泣かれた。
俺、一目もあるし、千尋を抱えてアパートに入った。
抱きつかれて、キス…絡まる舌に勃起が治まらなかった。
お尻を撫でていると、スカートのジッパーが触れた。
そっとジッパーを下ろし、ホックを外すと、スカートが落ちた。
パンティを下ろすと、千尋が俺のズボンのベルトを外しにかかった。
キスはしたまま、お互いの下半身が露出し、俺はワレメを弄り、千尋は勃起を握った。
「凄く硬い…」
と言った千尋のワレメはクチュクチュ音がするほど濡れていた。
千尋の腰に腕を回し、ベッドに誘導、対面座位で生のまま入れた。
腰を突き合わせたまま、二人は上も脱いで全裸になった。
千尋の女体は色白で、まるでセックスをするために育ったような、エロい身体だったのは、おそらく日常にセックスがある人妻ゆえの色香だったんだと思う。
眼を潤ませて、腰を揺さぶったその結合部は、大学時代の元カノだった女子大生とは違う、紫色のビラビラがめくれる中古マンコだった。
見た目は同年代に見える可愛い千尋だったが、セックスの経験値は圧倒的に上で、ペースを握られたけど、喘ぎ顔が可愛くて、人妻と不倫してる気分にはなれなかった。
でも、下腹部には経産婦の証があったし、マンコも見るからに中古、明らかに人妻だった。
射精はお腹に、ビュービューと大量に出た。
身支度を整えた千尋が玄関に立ち、
「また、来てもいいかな…」
「ええ、いつでも歓迎します。」
千尋は、俺の勤務先がノー残業デーの水曜日の夕方と、土日のどちらかにやってきた。
水曜日は舌だけ脱いで、その所要時間は20~30分だったけど、土日のどちらかに来るときは、スーパーの勤務が終わった後、シャワーを浴びてじっくりとクンニとフェラをして、1時間くらいはいた。
クンニをしながら、ここに旦那のチンポが入ってるんだなと思ったら、ゾクゾクした。
千尋は貪るようなフェラで、カリの溝から裏筋まで、唾まみれでしゃぶって、さすが人妻は女子大生とは年季が違うなと、その舌使いを愉しんだ。
「チンチン、早く頂戴…」
とかすれた色っぽい声で促され、ヌメるマンコに一気に差し込んだ。
中は暖かく、チンポ全体を包み込み、粘りのある感触で絡みついた。
腰を入れて奥を突くと、
「ああ~~気持ちいい…イク…」
と喘ぎ、仰け反ってイッた。
千尋を抱くまで、女がイク姿を見たことがなくて、とても感激した。
土日は、もう一度チンポを洗って二回戦が定番だった。
二回戦を終えた千尋は、まるで憑き物が落ちたような笑顔で帰っていった。
人妻のエッチは上手で、身体も声もエロかった。
俺は千尋に夢中になった。
土日のどちらかはいつも二回戦だったから、マンコは真っ赤に充血して、旦那にマンコを見られたら浮気してるのがバレそうだったけど、バレることはなかった。
千尋も若くて硬いチンポが忘れられなかったのか、小まめに連絡してきた。
月に一度だけ、平日に俺が午後に休暇を取って、千尋とラブホでフリータイムを愉しんだ。
時間はたっぷりあったから、クンニで一度クリイキさせて、敏感になったマンコをガン突きして、千尋をヨガリ狂わせる二回戦で、白目を剥かせた。
千尋は俺の腕の中でひと眠り、俺もウトウトして、夕方もう一発ヤッてからラブホを出た。
千尋の勤めるスーパーの屋上駐車場で千尋を車から降ろし、帰宅した。
そんな生活を3年過ごした頃、俺に本社転勤の内示fが出て、大学がある県庁所在地に舞い戻った。
「いい潮時ね。お互い、嫌になる前に奇麗に別れられたね。」
「楽しかったです。本当のセックスがどんなものか、知ることができました。ありがとうございました。」
「元気でね。さよなら…」
「千尋さんもお元気で。さよなら。」
千尋と別れて17年、俺はずっと本社内の異動で、外に出ることはなかった。
先日、俺は最初の勤務地の支社に出張があって、17年ぶりに千尋の住む街に行ってきた。
17年ぶりの街は懐かしかったし、あまり変わってなかった。
仕事が終わり、懐かしい街に取った宿に泊まり、翌日、昔住んでた辺りに行ってみた。
俺が住んでたアパートは、まだあの頃のまま佇んでて、あの部屋から千尋の喘ぎ声が聞こえてきそうだった。
近所のスーパーに行ってみたが、千尋らしき姿は無かった。
記憶をたどり、千尋の旦那の実家の前を通り過ぎると、ミニバンがとまってて、庭先を箒で穿いてる女性がいた。
49歳の千尋だった…
じっと見つめながらゆっくりと歩いてたら、千尋が視線に気づいたのかこっちを見ようとしたのを感じて視線を外し、そのまま歩いてきた。
横断歩道を渡るとき、チラ見すると、千尋が箒を持ったまま玄関先に出て、俺を見つめていた。
おそらく、千尋は俺だと気付いたんだろう。
どんな理由か分からないけれど、この街に来る用事があって、自分を感じにきたことは伝わったと思う。
横断歩道を渡り終えたところで、俺は千尋に向けて軽く会釈した。
千尋も軽く会釈してた。
お互いの心が通じたような、そんな清々しさがあった。
今後、再びあの街を訪れるようなことは、無いと思うし、行っても千尋の家にはいかないと思う。
こうして、17年の時を超えて、お互いの気持ちを通じ合えたことで、あの頃の二人は本気で愛し合ったことを確かめ合えたような気がした。
不倫だったけど、二人の間には確かに愛があった。
3年間で300回以上抱いた千尋を奪い去りたい気持ちはあったけど、思いとどまった。
だから、あの転勤は、タイミングが良かった。
だから、帰りの駅で電車に乗るとき、千尋にもう一度「さよなら」と言った。
ここに、人妻千尋との思い出を記す。