由美といいます、今52歳になる未亡人です
5年前に、10歳年上だった主人を脳梗塞で亡くし、25歳になる息子(次男)と2人暮らしをしています。
主人は造園業を営んでまして、家業はもう一人いる息子30歳が継いでます。
2年前までは、私も、地元では有名なホテルのフロント業務として勤めていました。
元々持病の喘息があり、今は仕事はしていません。
私の今の日課は、近くにある大きな公園を健康維持の為散歩することと、大好きな珈琲を近くの行きつけの喫茶店でいただくことでした。
毎年、その公園では、8月の終わりの頃に、5000発くらい上がる花火大会があるんです。
昨年の出来事なのですが、息子と2人で浴衣をきて、花火大会を見に出掛けたのです。
出店なども出て、その時も非常に多くの見物客が押し寄せて来ていました。
花火も始まり、二人して凄いね、綺麗ねと話をしながら暫く見ていたのですが、私の目の前には、同年代くらいの中年男性がいました。
「あっ、見えないでしょ、すみません、変わりましょう……」
と、場所を変わってくださいました
、私が、時に折り背のびをしていたので気づかれたみたいでした。
「ありがとうございます…」
「それにしても、大賑わいですね…僕初めてきたんですけど…」
「今年は、特に多い気がしますね…
わぁー今の綺麗だわ…」
と、その男性とも言葉を交わしながらひとしきり花火を堪能し、家路につこうと2·3歩、歩を進めてふと携帯がないことに気づきました。
「携帯がない…!」
「どうかされたんですか?…」
「ええ、携帯を落としちゃたみたいで…」
「そりゃ大変だ!…探しましょう」
もといた場所にすぐ戻り、その男性も探してくれました
「ないですね?…息子さん?ですか、鳴らしてみてください…」
息子が、私の携帯を読んでますが
、帰宅する人の雑踏の中で、音は聞こえません
「確かに、この辺りで見てたはずですけどね?…」
彼は、中腰になって探してくれていました
「すいません、私、抜けてて…」
やはり見つからない…半ば諦めモードになってた時でした
「ありましたよー、草が被さってて、わからなかったですね…」
「ええーっ!…ありがとうございます!…良かったわー!…」
その彼が見つけ出してくれました。
「良かったです、お気をつけて…」
「あの、何かお礼を…」
そう言いかけていましたが、彼は、ペコリと頭をさげ、去って行きました。
素敵な人だなぁと思いつつ、帰宅しました。
そして、2週間くらい経った時のことです、私は、行きつけの喫茶店でいつものようにのんびりと珈琲をいただいていた時でした
偶然なのか必然なのか、先日の彼が、お店に入ってきたんです。
背の高さ、髪の感じ、そして爽やかな笑顔、私はすぐに、あっ!彼だ…
と気づきました
彼は、私の横を通り過ぎ、お店の奥の席に座り、ノートパソコンを開いて、何やらポチポチと作業をはしめました。
どうやら、私に、全く気付いてない様子…どうしよう、先日のお礼も言いたいし、けど違う人だったら気不味いし…
暫くどうしようどうしようとドキドキしてました…
そこへマスターが珈琲を彼のところがへ運んできました…
「花火の写真ですか?…綺麗ですね…」
「ええ、先日の〇〇公園の花火です…」
やっぱりそうだ!…
私は、確信し、彼の元へ歩を進めました
「あの、先日は、ありがとうございました…」
彼は、キョトンとしてました…
私は、すかさず携帯を出して彼に見せました…
「あぁーっ!…あの時の…」
「そのせつは、ありがとうございました…」
「いやぁー、あの時は、浴衣をおめしだったので、全くわかりませんでした…アハハハ…」
「ご一緒させてもらっても?…」
「どうそどうぞ…」
「こないだの花火の写真でか?…」
「ええ、上京してる娘に送ってやろうと思いまして…」
二人で写真を見ながら、たちまち意気投合してました。
「その写真、私にも送ってくださいますか?…」
「ええ、勿論…」
と、お互いにメアドを交換し、その時はお別れしました
私は、そんな彼に好意を持ちました、そして、私は、後に、彼と体を重ねる関係になったのです…
長くなって、疲れちゃったので、すみません、また書き込みます