婚期を逃した薫子と言います、歳は47歳です。
高校時代は初キス、初セックスと楽しい人生でした、でも社会人になりそこで知り合った男性に騙され人生を狂わせてしまったのです。
19でお勤めに出てそこで知り合った男性、河合さん25歳、とても素敵で清潔感のある人でした、一目惚れでした。
処女は無くしていましたがその人に初めて抱かれた日、初めて女の喜びを知りました。
この人のためなら何でも出来る、すると思いました。
週末は必ず彼に抱かれ幸せな日々が続いていましたが、ある日彼から少し借金が出来て自分のだけでは足りないと言われボーナスなど少し溜め込んだお金を彼に貸しました。
私が彼の役に立てて喜びの方が多かったです当時は。
会えば必ず返すからと言ってくれましたでも私はいつでもいいですと催促などしませんでした。
すると半年もすると2回目の彼からのお願いが、もうお金はありません。
親にも言えずだからと言って彼を困らせたくない、そんな時です彼が会社を辞めて風俗で働いてくれないかとお願いされたんです。
スナックかその程度だと思ってたんですでも違っていましたソープだったのです。
彼の必死のお願いに私はソープ嬢に、不安でしたがどう言う訳かたちまち売れっ子になってしまいました。
お給料日は彼に抱いて貰いました、客に抱かれるのと違い凄く幸せでした。
お給料の全てを彼に上げました。
それから2年が過ぎそろそろ引退かと思っていました。
すると彼は豹変しまだ続けろと怒るのです、初めて見た怖い顔でした。
彼もお仕事しており借金も無くなったはずですが。
それからでした彼には妻子がいたのです、私のお給料は全て彼の妻子の贅沢三昧に使われていたのです年2回程の海外旅行などに使われていたのです。
私は彼に尽くしその後は結婚出来るものと考えていたのです。
思い切って彼に妻子の事を聞いてみたのです。
居直れました、いやならいつでも分かれてやると言われました。
それならお金返してと言うと、お前いつでもいいって言っただろうと言われ返す言葉がありませんでした。
気が付けばやがて五十に手が届く年齢になっていました。
彼は出世して部長職になっていました。
あれ以来男が怖くて恋人も出来ませんでした。
私の人生あの河合と言う男に人生を狂わされたのです。
今は安いアパートで暮らしています。