不倫体験告白

同じマンションに住む佐藤さんとゴルフ練習場で会った時に会釈する程度でしたが数年前、理事会の理事になってから時々、話すようになりました。
コロナ禍のある週末、打っていると佐藤さんが隣りの打席に来ました。
「来週、ラウンドする予定なんだけど１人、アレになっちゃって３人なのでよかったら来ません？」
と誘われ一緒にラウンドすることになりました。
当日のラウンドは佐藤さんと知り合いのみさこさん、友人のヒトミさんと私という不思議なメンツでした。
すっかり打ち解けた雰囲気でラウンドが終わって軽くお茶を飲みました。
ミサコさんが
「悪いけどヒトミちゃんを送ってやってくれませんか？」
「はい、私も美人が助手席にいる方が楽しく帰れるので大歓迎です。」
と２台に分乗して帰ることになりました。
そろそろお開きのタイミングでミサコさんが
「ヒトミちゃん、牧野さんのご立派みたいよ(笑）」
その時は何のことを言っているのか分かりませんでした。
ゴルフ場を出て高速に乗るとヒトミさんと会話が弾みました。
「すいません、無理に送らせてしまって。」
「いえいえ、私も１人だと眠くなるので美人が話し相手で嬉しいです。」
「お上手ね。いつも帰りはこうなんですよ。」
「こうって？」
「あの２人、ゴルフは口実で帰りは１９番ホールなんです。」
「あぁ、なるほど。そういうことなんですね。」
しばらくすると渋滞にハマりました。
「すいません、トイレに行きたいんですけど・・」
インターを降りるとコンビニより近くにラブホがありました。
「私達も１９番ホールします？」
頷く彼女を横目に車をラブホの駐車場に入れました。