クリスマスはお互いの予定が合わず裕之さんと会えなかったけど、その代わりに劇団四季のキャッツを観て東京でお泊まりするデートに誘ってくれました。『麻由子さん、年末の忙しい時に出かけるけどよろしくね』『お義母さん、そんなこと心配しないで楽しんで来てくださいね。いつも玲香のことをみてくれて、私、すごく感謝してるんですから』あれ以来、週末の一晩は孫を預かるようにしていて、息子達も上手く行ってるようです。何より、麻由子さんの表情が明るくて肌ツヤも良いし、女の私から見ても女盛りだなぁ…て羨ましいくらいです。東京でのデートは、ミュージカルを観たあと、ホテルで東京の夜景を見ながらフランス料理のディナーをいただきました。ちゃんとしたコース料理なんてめったに食べないから緊張したけど、とても美味しかったです。食事したあと、裕之さんと一緒にホテルのお部屋に入りました。部屋に入ると、大きなダブルベットが有ってフカフカの白い枕が並んでいました。『裕之さん、今日はありがとう。ミュージカルも面白かったし、お食事も美味しかったわ。お金たくさん使っちゃうわね』『加代さんに喜んでもらえれば何よりですよ。それともう一つ、これ』そう言って、リボンが掛けられた白い大きな箱を手渡されました。『あらっ、プレゼント!何かしら…開けてもいい?』箱を開けると中に入っていたのは、なんとランジェリーでした。しかも、真っ赤なレースの飾りが施されたブラにショーツ、同じく赤のガーターベルトに網タイツのストッキングでした。『裕之さん、こんな物どこで買ってきたの?買うとき恥ずかしく無かった?』『今はね、お店に行かなくてもネット通販で買えるんですよ。サイズが合ってるといいんだけど…』『裕之さん、私にこのランジェリーを着けて欲しいのね?』『うん』ちょっとはにかみながら裕之さんが答えました。私は箱を持ってバスルームに入りました。あらためて箱からランジェリーを取り出してみると、ブラはハーフカップよりも生地の部分が小さいし、、ショーツなんてTバックです。私は着ていたワンピースを脱いで、パンストと下着も脱いで、ランジェリーを身に付けました。身に付けてみて、あらためて驚きました。ブラなんて、カップの生地が胸の下側を支えるだけで乳首が隠れませんし、Tバックのショーツなんて後ろはただのヒモです。実用性、全くゼロです(笑)なんと言っても、一番エロチックなのは網タイツのストッキングとガーターベルトでした。男の人はこういうのが好きなんですね。全部を身に付けてバスルームの鏡に写った自分の姿を見ていたら、何だか自分じゃないような変な気分になって来ました。化粧ポーチに有った赤いルージュを引いた時に、頭の中で昔流行った歌のメロディが流れて来ました。時には娼婦のように淫らな女になりな真っ赤な口紅つけて黒い靴下をはいて…私の中で、今までに無いスイッチが入りました。ホテルの備え付けの白いバスローブを着て、裕之さんのもとへ向かいました。裕之さんの目の前に立ち、ゆっくりと無言でバスローブを広げました。『お~!色っぽい…加代さん、良く似合うよ』
...省略されました。