今年で32歳になるリーマンです。友人の勧めで始めたナンネも結婚してから、この4年間、1度も開いていませんでした。単独としてよくカップルさんに呼んで頂いてお遊びをしていたのですが、結婚を機にナンネどころか風俗すら行かずに、真面目に働いていました。子供も1人授かり家も新築して、特に刺激はありませんが、今の暮らしになんの不満もないです。
ですが約2週間前に、ある事件が起きました。
勤め先は2ヶ月に一度ぐらいのタイミングで飲み会があります。同じ部署の20人程、ほぼ全員が出席する会です。そこに部下の亜美24歳がいました。
亜美は2年前から僕と同じチームで上司と部下の関係になります。
亜美は可愛く他の男性社員からも人気が有り、同僚にも「手を出すなよ~笑」と配属が決まった時にもからかわれていました。確かに可愛く愛嬌のある子でしたが仕事はおっちょこちょいで、よくミスが目立つので僕も仕事の指導や相談など、かなりの時間を費やしました。昼のランチを一緒にする事が時々あるぐらいで、特別な恋愛感情は抱いていませんでした。
僕の家は支店から車で1時間近く離れているため、飲み会の日は代行で帰らずに、いつも使っている格安ビジネスホテルに宿泊して翌朝車で家に帰っていました。その方が代行代より遥かに安く済むからです。
一昨日の飲み会で亜美は大変酔っ払い、隣に居る僕に「係長ぉ~」といって体を寄せて甘えて来ます。そこは紳士に受け流していたのですが、お開きして、みんなで店を出てビジネスホテルに向かって歩き出した僕に、亜美はタクシー乗り場までご一緒させて下さーいと言いトコトコ付いてきました。
タクシー乗り場に着いて、じゃあまた会社でな!おやすみ!と言うと、
亜美は「家のカギが無い…どおしよう…どこかで落としたかもしれないです…家に入れないですぅ~。」
スペアキーは遠方の両親に預けているとのこと。
今考えればカギ屋さんは24時間やってる所もあるし、とりあえず、一人暮らしのマンションにカギ屋さん呼べば開けてくれたんでしょうね。僕も酔っていましたから思いつきもしませんでした。
亜美は「係長は家が遠いから今日もビジネスホテルに泊まるんですかぁ?」
僕はその瞬間、まさか…と思いました。
亜美は「私も連れて行って下さい!」と言い出しました。
僕は、「別にいいけど部屋は別々にするぞ?」と言うと、当たり前じゃないですかぁ笑
とのこと。少し安心したような、ガッカリしたような複雑な気持ちでした。10分も歩けば着きますが、誰かに見られて変な噂を流されたら困るのでヒヤヒヤしてました。
ビジネスホテルに着くと、フロントの人とも何度も顔を合わせているので
「こんばんは!今日はお2人でご利用ですか?」と言われる。
僕は「シングル2部屋とれる?」と言うと、「あいにくシングル1部屋のみしか空いておりません。セミダブル仕様のベッドですのでお2人同じ部屋でよろしければお取り出来ますが…」とのこと。新年会シーズンの金曜日。満室でした。
仕方ないから亜美だけ泊まらせて僕はカラオケかネカフェでやり過ごそうと亜美に言うと「同じ部屋でも私大丈夫ですよぉ笑」とのこと。
僕は「それあかんヤツやろ笑」
亜美は「そしたら私が野宿するから係長泊まって下さい!」
んな事出来るわけないと言うと、
「じゃあ一緒に泊まりましょ!決まり!」
おいおいと言うと、亜美はフロントに「セミダブル大人2名で!」と言い、勝手に宿泊用紙に名前を書き出しました。フロントはありがとうございます!と言い、カギを僕に渡します。
僕はもうどうなっても知らないぞ…と思いながらカードキーを受け取りました…