明けましておめでとう御座います。投稿が滞り申し訳ございません。また皆様のコメント誠にありがとうございます。続きです連休が明けた水曜日。アヤからラインがきた。ヒロさんお元気でしょうか?金曜日ですが19時に銀座の〇〇前でいかがでしょうか?と。私は、大丈夫です。と返信した。少しワクワクしていた。はっきり申し上げるとアヤと付き合いたくなっていた。風俗嬢かもしれないがもし私を好いてくれているなら…ユキエを忘れられるなら…忘れたくない…忘れたくないけど…もう限界かもしれない…上手く例えられないが金魚鉢に苦しみという水が一杯になってしまった。もう入りきらない。そしてガラスのあちこちににヒビが入り割れそうだ。そうなれば死ぬ事しか思い浮かばない…カズからのSDを見なければ良いが見てしまう。逃げたくなっていた。ズルイかもしれないがアヤに逃げたい。アヤに甘えたい。助けて欲しい。と思うようになった。金曜日になった。待ち合わせ場所に行くがアヤはまだいない。五分位したらアヤが来た。綺麗だ。銀座が似合う女だ。アヤは、ヒロさん早過ぎです!私も早めに着いたのに。もしかしたら私と会うの待ち遠しかったのでしょうか?と微笑んだ。私は、うんそうみたいです。ウソでなく今日は一日ソワソワしてました。と本心を言った。アヤは、ヒロさん正直ですね。素敵です。私も早起きしちゃいました。さぁ行きましょう。と言い腕組みしてきた。能天気だがアヤを連れて歩いていると優越感にひたれた。アヤの決めた店に入った。やっぱり高そうな店だなぁと思い店内を見回していた。アヤは、ヒロさん落ち着いてね。と言った店主らしいダンディな人が来た。アヤに、アヤちゃん久しぶりだね。元気そうで何よりだよ。皆んな心配していたんだ。これは再会のお祝いです。と言いシャンパンをくれた。食事をしながらたわいもない話しをした。アヤの銀座時代の武勇伝や失敗談等。時折店主やお店の女性スタッフが話しに入ってきた。そんな雰囲気なので私の事、アヤの今の事の話しは出来ない。22時近くまで楽しく飲んだ。ユキエの事を一切思い出すことがなかった。2人きりになりアヤが、ヒロさんすいませんでした。昔良く来たお気に入りのお店なのでお誘いしたのですが…あまりお話し出来ませんでしたね。と言った私は、そんなことないです。楽しかったし美味しかった。それにアヤさんのこと知れて良かったです。と言うとアヤは、そろそろ出ましょう。と言い立ち上がり化粧室に行った。いつの間にか店主のところに行き会計をしていた。アヤが戻り、ヒロさん行きましょう。と言った私は、お会計は?と言うとアヤは、微笑みながら、今日はご馳走させていただく約束です。と言い店主や従業員に挨拶して店を出た。23時近かったがまだ人通りはある。アヤは腕を組んできながら私の顔をチラチラ見てくる。私は困った。前回書きましたが私は恋愛経験が妻しかない。モテたことがないので自信がない。逆に疑ってかかってしまう。でも妻は家を出ていない…大企業で勤めているわけでない…資産が有るわけでない…家は持ち家だが祖父から相続したボロ家だ。うーんアヤなら私なんかよりいくらでも選び放題だろう。とか考えているといつの間にか公園の近くに来ていた。アヤは、ちょっと一休みしませんか。ヒロさん待っていて下さい。と言いどこかに行ってしまった。しばらくするとお茶を買ってきた。ベンチに座りお茶を飲んだ。アヤは何か言いたげだけど黙っていた。私は何を話していいかわからないしこの後どうすればいいかもわからない。そんな感じでいるとアヤが、ヒロさん私今週仕事休んだんです。私は月水金の週三で14時から20時までの勤務なんです。でも…今週は仕事に行きたくなくて…と言い切なそうな顔で私を見てきた。私は、そうなんですか…と返事した。アヤは続けた、もう行きたくありません。何故かわかりますよね?と言われ私は、いや…何故?と答えた。なんとなくわかる。でもそんな都合の良い話しなんて…私なんかに…と考え俯いていた。アヤは、ヒロさん!私は離婚して両親が亡くなり…不幸が続きました。人生を振り返り幸せが当たり前と思い傲慢になっていたのかも知れないと思いました。そして自棄になった訳ではありませんがとことん堕ちてみる。どん底を見てみたいと思い今のお店で働いてみました。でも何も得ません。何の為、何の罰にもなりませんでした。プライドが高いのでしょう苦痛しか感じませんでした。もういい…と思っていた時にヒロさんが来ました。私はホステスを長くやっていて純粋な恋愛をした事がありません。お客様は紳士でしたが所詮騙し合いといいますか…打算と申しますか…そんな探り合いのようなお付き合いしかした事ありませんでした。でもヒロさんは違いました。素直と言いますか…正直な方でした。この前お食事した時にわかりました。奥様が他の男性の方に行ったのに奥様は悪くない。まだ愛している。とおっしゃりましたよね。私の周りにはそんな方いませんでした。思わせぶり、都合の良いいウソをつく。わかっていて合わせてきました。あの瞬間から私はヒロさんに惹かれました。と言い私の手を握った。そしてアヤは、ヒロさん…好きです…好きになってしまいました。お店辞めます。ヒロさん責任とって下さいませんか?と言ってきた。私は嬉しいが困ってしまい黙っていた。しばらく沈黙が続いてしまった。アヤは、ヒロさん何かついてますよ!ちょっと失礼いたします。と言い私のメガネを取った。私は何かホコリでも飛んできたのかと思い目を閉じた。アヤは手で私の瞼の辺りを払う素振りをした。するとキスしてきた。ビックリして目を開けると顔を離しフフフ…と笑いながら、ヒロさん本当に素直ですね!素敵です。と言った
...省略されました。