妊娠を機に退職した上司から、呼び出しを受けた。
退職をしているとはいえ、在職中はよく面倒を見てもらった上司でもあり、何とか時間を作り、上司宅を訪問した。
最寄り駅で降りると、ややお腹の目立つ上司が、満面の笑みで出迎えていてくれた。
駅から歩いて3分のマンションに案内される。
マンションのエレベーターの中で腕を絡められた。
一寸お腹が重くて、立っているのが辛いのよね、という理由。
これで何か、互いに体を触れ合うことへの抵抗感が低くなったように思う。
部屋に入るとソファーに座らされ、ボトルのお茶が用意されていた。
お茶を薦められる間もなく、上司は隣に座り、顔を近づけてきた。
熱い吐息と主に、上司の腕が俺の身体に巻き付いてくる。
一応儀礼的に応える形でオレも上司の、ふくよかすぎる身体に腕を回す。
どうしたんですか?旦那さんにばれたらまずいでしょうに、と一応言ってみる。
大丈夫、旦那は今アメリカ出張中。と状況を説明してくれた。
比較的高齢の二人の出会いは、共通の友達の紹介。即、意気投合し婚約。
駅近新居に入れる家具の大きさを決めるため、間取りを確認に来た時、誰もいないがらんとした部屋で二人とも燃え上がり、そのまま床の上で合体。
その一発で妊娠してしまったという。
最も妊娠が判るまでの間、何度も家具の下見に部屋に通ったらしいが。
妊娠判明と同時くらいに、旦那のアメリカへの半年出張が決まり、とりあえず婚姻届けだけは出した。
色々あって、出張前に旦那に抱かれたのは10回あるかどうか。
新婚の喜びをほとんど味わう間もなく、旦那が出張。
今まで二週間ほど我慢してきたが、あの時の喜びをまた味わいたくて我慢できない。
旦那が帰ってくるまでの間、毎日ここに通って来てくれ。という話だった。
そう言いながら上司はゆったりしたワンピース型の妊婦服を捲り上げ、俺の脚に股間を擦り付けてくる。
ママヨ、覚悟を決め裾に手を入れ、完全にまくり上げ、万歳する上司の両腕から妊婦服を引き抜き、下着姿にさせた。
上司はそのままブラジャーを外し、だらしなく垂れる大きな乳房を曝してきた。
俺もシャツ姿になり、ズボンを脱ぎ捨てる。
俺の股間を凝視しながら、お腹が出ていて、手が回せないの、脱がせて。
と早くも喘ぐ、上司の柔らかすぎるぷよぷよの身体を抱きしめ、片方の乳房を口に含む。
胸の前に垂れ下がる乳房をおれの胸で体に押し付け、上司の下着を引きずり下ろした。
返す手で上司の股間を愛撫する。
すぐに俺の息子のおクルミを探り当て、ゆっくりと指を入れた。
指が半分ほど潜ったところで、やや硬さを感じる球体にぶち当たる。
それ以上、指は進められなかった。
こんなの、女房にはなかったぞ、と思いながらそれを指先で撫でていると、
一寸子宮が下がり気味で、直ぐぶつかるのよね、そのため出かける前はあまりできなかったの。
と喘ぎ喘ぎ説明してくれた。
こんなところにまで子宮が出ているのでは、奥までは入れられないな、と思いながら挿入し始めた。
ところがどういう訳けか、子宮の周りを廻りまわるようにして亀の頭が潜り込む。
息子の全身がすっかりおくるみ包まれたころには、子宮はどこかに行ってしまっていた。
それでも先には胎児がおり、流産の危険有とかで、出張前の旦那とはほとんどできなかったらしいから、俺も静かに腰を動かした。
ゆっくりと腰を回していると、意外にも肉襞の蠢きがよくわかる。
元上司とはいえ、今は他人の奥さんを抱いているのだから、それだけでも俺には刺激が強すぎた。
そのうえ久しぶりの刺激のせいか、上司の喘ぎ声は大きく耳に響き、両腕の内で喘ぐたびに蠢く上司の身体
の動きも艶めかしく、俺は我慢しきれず放精してしてしまった。
上司も余韻を楽しむように大きな喘ぎをしながら、俺の体にしがみついてくる。
股間を息子に押し付けながら、上司の腕は肩から腰へ、腰から肩へと俺の身体を撫でまわしていた。
しばらく上司の好きなようにさせてから、身体を浮かし始めると、上司の腕に力が入る。
久しぶりで、十分満足したけど、夢中で抱かれているだけで、何が何だかわからないうちに終ってしまった。
もう一度抱いてくれない?と小さく喘ぎながら聞いてきた。
上司のお願いには絶対服従だった俺にとって、放精後の疲れはあっても従わねばならない。
再び挿れようとすると、今度はまた降りてきた子宮が邪魔をして、なかなか潜り込めない。
上司も分かったみたいで、さっきより柔らかくなってるから無理かな?と聞いてきた。
ひらめいた俺は、お口の中に入れてもらえたら、硬さが復活するかも、とささやき返す。
返事も聞かず、俺は体を動かし、上司の口のあたりに腰を持って行った。
上司は初のうちこそためらっていたが、本能なのかやがて上手に舌を使い始めた。
新婚数か月の上司の方が、十年の経験を持つ女房より、はるかに上手だ。
見る見るうちに俺の息子が、上司の口の中で復活する。
十分に復活したと思われても、上司は口をすぐには離そうとしなかった。
充分息子を堪能したのか、やがて口を離した上司が、お願い。入れてもらえるかな?と聞いてきた。
俺は体を下にずらし、再挿入を試みた。今度はするりと潜り込めた。
もう、他人妻を抱いているという背徳感的興奮は治まっているが、二人も子供を産んだばかりの緩い妻のあそこに比べ、
引き締まっている肉襞の善哉な締め付けと、たぶん大きくなった子宮からの圧迫感とで、息子が受ける刺激は半端じゃなかった。
しかし今度は上司も落ち着いてきたようで、喘ぎ声もゆっくりと、身体の動きも穏やかで、心地よさは大きいものの、激しい体の動きからくる強い刺激はなく、ゆっくりと楽しめる。
やがて二人は申し合わせたように体の動きを速め、同時に最後の瞬間を迎えることができた。
互に満足し、ゆったりとした時間が手をつなぐ二人の間に流れる。
最後にゆっくりとしたキスを交わし、シャワーを浴びることにした。
風呂でもう一度せがまれるかと思ったが、そんなことはなく、彼女は俺の息子と握手をし、息子は彼女の口にキスをして、その日は終わった。