俺の女房は、素直で、お人よし。ちょっと甘いことを言えば、たいていのこ
とは承知してくれる。新入社員として俺の課に配属されてきたとき、一目ぼ
れ。意外とあっさり承知してくれ、結局はデキチャタ婚で、課長を仲人にその
年の内に式を挙げた。
おまけに彼女は、いわゆるアゲマンだ。結婚以来、三年ごとに俺は、主任、
係長、課長代理、と昇進して来た。俺は大いに満足し、最初は毎日、そしてい
までも週にニ三度、彼女の柔らかな体の弾力を楽しみ、緊縛感を楽しみ、せっ
せと放精したおかげで、今では4人の子供に恵まれ、まずは幸せな家庭といえ
るだろう。
女房も、出産の一時期は休職したものの、手が離れると復職。二人目を生ん
だ後は、秘書室勤務のパートで、本ものの秘書の補助として、役員のお茶酌み
やコピー取りなどの雑務で、残業なし、という恵まれた待遇となっている。
仲人を頼んだ課長も、あまり仕事ができるとは思えないのに、運が良いの
か、部長補佐、部長、取締役本部長、そして今は、常務にまで昇進している。
毎日のように、アゲマンに挿れたり、舐め回したりしている俺はともかく、常
務まで順調に昇進するのはなぜだろうと思い、あるとき女房に聴いて驚いた。
腹がでかくなって、式の相談に課長の家に行ったとき、お腹の中で赤ん坊が
初めて動き、それを報告したら、ちょっとお腹に触らせて、といわれ、素直で
お人よしな女房は、スカートの中に課長の手を入れさせてやった。その手は素
直にお腹だけをなでて終わるはずはない。なんだかんだと云われて、赤ん坊の
出口まで触らせ、覗かれ、舐められ、挿れられてしまったらしい。
そのときはそれ一回であったが、出産後、復職の相談に行ったときから、毎
月一回、ホテルで、舐められ、挿れられ、気持ち善くさせてもらったお礼に、
お口で奉仕し、二度は常務のそれを飲み干すようになったとか。道理で、始め
て俺が口でしてもらったとき、その口戯の巧みさに驚き、一分も持たずに出し
てしまったわけだ。
おまけに常務がまだ課長だった頃から、課長につれられ、年二に三回、社長
や専務のお相手をしに、帝国やオークラなどのホテルへ行っていたとか。その
ための秘書室への移動転籍であったと、初めてわかった。
俺の人よりはやい昇進は、本当に女房のアゲマンのおかげなのか、色ボケ上
司のお楽しみの代償で昇進したのか、そういえば、色ボケ社長が君臨している
割に、わが社の業績は順調なのは、やはり、-------.