旦那の判断ミスで旦那の親友に抱かれてしまった話です。
旦那と親友は33歳、私30歳、3歳の子供がいる主婦です。
旦那と独身の親友はとても仲がよく幼馴染と言うこともあってよく親友が我が家に来て飲んでいました。
私も親友とは何でも話ができる間柄になっていて、気軽に食事を食べながら話をしていました。
去年のあの日も旦那が仕事から帰ってくる前から親友は我が家に来て、うちの子供を膝の上に乗せて食事としていたんです。
そんなことはしょっちゅうで、「悪い悪い、仕事が忙しくて、○○(私の子供)、またおじちゃんの膝に座って食べているのか。」と言う有様。
「ああ、、ちょうど由美子ちゃんに頼まれた○○のライブチケット手に入ったんで持ってきたんだ。そのついでに食事迄よばれてしまって、、」といつもの会話。
そんな話をしながら旦那はお酒を飲みながらテレビを見ているんです。
親友よりもお酒よりも大事な野球中継。
子供も眠くなったようで寝かせ、親友さんもお酒を飲んでいたので泊まってもらうことに、、
これもまたいつものパターンで私は隣の部屋に親友さんのお布団を敷いていました。
「あなた、チケット持って来てくれたのに親友さんに失礼よ。」
と言っても聞く耳持たず、反対に「今、いいところなんだから。」と言う始末。
見てみると9回裏、2死で塁上には誰もいないようなんです。
3点差で旦那が応援している球団が勝っているとか。(私には野球はちんぷんかんぷん。)
あと一人コールで球場は盛り上がっています。
そんな時にです、旦那はあろうことか親友に賭けを挑んできたのです。
「俺が応援している球団が勝ったらライブチケット代はチャラ、相手球団が勝ったら、、、俺の嫁を抱かしてやるよ。」と言うのです。
「あんたなんてことを言うの、、」と怒ったのですが、旦那はこの状況で負けるわけないじゃないか。」と言って聞きません。
このパターン、今まで何度か会ってすべて旦那の方が勝っているんです。
親友さんも、「いつも食事をご馳走になっているからいいよ。」といつも気軽に承諾しているんです。
「ようし、勝負は成立だ、恨みっこなしだからな。」と、私も呆れてしまいました。
心の中で(ごめんなさいね、バカな旦那で、、また美味しいご馳走を用意しておくから、)と言って謝っておきました。
すると3人はテレビに釘付け、一人の打者がヒットを打ちと次から次へとならい一気に満塁。
旦那を見ると手で拳を作って自分の膝を叩いているんです。
それでもテレビではあと一人コールがやまず、打者はピンチヒッター、、
解説者が「ここでホームランを打ったら逆転サヨナラですね。」と言っているんです。
しかし、ピッチャーも耐えてNOボール2ストライク、次の1球でとどめと投げた球がホームランだったのです。
見事に旦那が応援していた球団は負けてしまいました。
私も旦那も親友さんも何も話さず、旦那がやけ酒を飲んでいました。
親友さんにお風呂に入ってもらい次に私が入ると、私は自分の枕を持って親友さんのお布団へ行きました。
旦那はそんな私をじっと見ています。
親友さんと私が隣の部屋に入り襖を閉めるとき、私は旦那の顔を見て無言で「バカ」と言ってやりました。