元妻と離婚して間もなく2年。
燃え上がった恋の結婚だったけど、すれ違いで僅か2年でダメになっちまったな。
でもこの頃、心の整理がついて、すべてを受け入れられるようになったよ。
でも、まだ元妻のことが好きだな…
仕事してるときはいいんだけど、やっぱりこのアパートに帰って来ると、元妻との思い出に囲まれちまって、恋しくなっちまうんだ。
でも、お互いすれ違って背中剥けたまま、別れたんだから、もう一度やり直しても同じことの繰り返しだと思うので、連絡はしてないし、来てもいない。
子無しで別れたから、もう、接点はないしね。
休みの日は、元妻のことをぼんやりと思い出す。
丸顔で、笑うと笑窪が可愛い女だったな。
休日の昼間から、あのソファーで徐々に脱ぎ、前から後ろから、オマンコ見せ見せして挑発してたっけ。
まだ、色素の沈着も少なくて、綺麗なオマンコだったな。
もう、他の男に使わせたのかな…まだかな…
身体は、丸顔から想像するほど肉付きがあるわけではなく、ややムチで美味しそうだった。
クンニすると赤く充血して、敏感だった。
拙いフェラから、挿入開始して、正常位、対面座位、騎乗位、後背位など体位を変えて楽しんだっけな。
休日の昼間はあのソファーで、夜はベッドでヤリまくってた。
フィニッシュは必ず正常位で、お腹に射精してた。
セックス中の表情は大人し目なんだけど、可愛い女が結構ハードなファックをこなしてた。
でも、もう、二度とあの女体を抱くことはないんだな。
俺、時季外れの転勤に手を挙げたよ。
半導体関係の工場を新設するプロジェクトがあって、九州地方に行くことになった。
だから、先週末、元妻の実家を遠くから眺めに行ってきたよ。
暫く会ってないけど、元気かなと思ってね。
最後に、一目、元気な姿を見てからこの街を去ろうかと思ってね。
「俺、遠くに引っ越すことにしたよ…」
って呟いたとき、元妻、玄関から出てきたんだ。
俺が見たのは前を向いて歩いていく元妻の背中だった…
元妻、マタニティ着てて、下腹部が少し大きかったよ。
玄関に停まってた小型のミニバン、あれ、新しい旦那のだったのかな。
いずれにせよ、元妻のオマンコに俺以外の男の生チンポが挿し込まれて、元妻がアンアン言わされながらヨガリ狂ったことは確かだ。
そして、俺にはさせなかった、排卵日の中出しをさせたんだ。
卵子に向けて子種汁をまき散らし、種付けした男がいるんだ。
子孫を残すのに、俺より相応しい男を見つけたんだ…
俺はもう必要とされないんだ…
考えてみれば、元妻が新しい幸せをつかんだことを確認できて、安心して旅立てるってことなんだよな。
良かったじゃないか。
俺は、独りで九州に旅立つよ。
間もなく、元妻との思い出が詰まったこのアパートを出る。
だから、こうつぶやいてみた。
「俺が元妻の背中を見送った事は、無かったことにしてくれや…」
幸せにな。
さよなら。
元気でな。