夫婦のSEX・夫婦の営み

子供が大きくなってきたし、いい年してクーペもないだろうと、11年間乗った車を買い替えることにした。
車に乗ってる荷物を整理してたら、ダッシュボードの奥から赤い手袋が出てきた。
それは、別れた元妻の手袋だった。
そして、その手袋と一緒に、東武ワールドスクエアの入場券があった。
胸を鷲掴みにされた気分だった。
それは、元妻と別れる時、思い出に離婚旅行をした時の物だった。

元妻との離婚理由は、元妻の不妊にあった。
元妻は、短大生の時にレイプ、しかも輪姦されて、誰の子供かわからない子を宿した経験がった。
短大は中退し、暫く引き籠っていたが、元義父が犯人達を追い詰め、犯人達だけでなく、その家族も破滅に追いやった。
信用第一だった職業の家族は職を失い、婚約中だった家族は破談になり、家を売り払って家族崩壊に陥るまで徹底的に復讐したのだ。
そして、元妻はやっと社会復帰、俺と出会って、少しずつトラウマになっていた性行為をできるまでになり、多少の恥辱を伴うほうが感じる性癖になった。

元妻と結婚し、元妻の痴態を撮影したり、楽しく淫らに過ごした。
ちょっと無理があったがセーラー服着せて縄で縛ってみたり、浴衣に麻縄で和風な卑猥を楽しんだり、そんなコスプレで中出しセックスを楽しんでいた。
しかし、妊娠初期でことごとく流産した。
どうやら、レイプ妊娠で掻爬堕胎した時、着床できない体になってしまったようだった。
元妻は、不妊の自分と暮らす俺が気の毒だと言って、次第に心を病んでいった。

義父母からも、離婚してやってくれと懇願され、仕方なく別れた。
ただ、元妻を愛する気持ちは変わらないから、鬼怒川温泉に離婚旅行に行った。
最上級の部屋に二泊して、夫婦最後の時間を過ごした。
とにかくセックスしまくった。
元妻の子宮に、何度も何度も射精した。
正常位だけでなく、後背位、騎乗位、松葉崩しに対面座位、様々な体位で元妻の子宮に最後の愛情を注いだ。
そして、二日目の昼間に行ったのが、東武ワールドスクエアだった。
元妻と最後のデート、春まだ浅いころで、元妻は赤い手袋をしていた。

夫婦最後の夜も、元妻の膣が真っ赤にうっ血するほどセックスしまくった。
もう、勃起しなくなるまでセックスして、最後の一滴を注ぎ込んだ。
最終日はお別れの日だから、朝のセックスはしないで、奇麗に別れようということになっていたから、夫婦最後の夜が最後のセックスになった。
もう、これでもかというほど元妻の股を開いて、生の陰茎がな仕入れされる様子を目に焼き付けた。
先に出した精液がブチュブチュと膣港から溢れる猥褻な場面を、脳裏に刻んだ。
毎晩激しく愛し合って爛れた陰唇も、すいあげっれて赤くはれた陰核も、みんな見納めだった。
愛しい元妻の匂いを忘れないように、きつく抱きしめた。

翌日、元妻を実家へ送り届けた。
車を降りるとき、元妻は笑顔で最後のキスをしてきて、
「短かったけど、私に奥さんさせてくれてありがとう。あなたは、絶対に幸せになってね。さよなら。」
「お前も元気でな。さよなら。」
離婚旅行の最中、義父母が元妻の荷物をアパートから引き揚げてて、アパートに帰ると元妻の物が一切無くなっていた。
元妻との思い出に囲まれたくなくて、俺はアパートを出て実家に戻った。

離婚から1年後、30歳の俺はお見合いさせられた。
気乗りしなあったが、本家の伯父に半ば強制的にさせられた。
お相手が箱入り娘で、ずっと家事手伝いだった世間知らずの25歳だったから尚更嫌だった。
でも、会ってみると、まるで女子大生化と見まがう若々しさで、しかも弘中綾香に似た可愛い女性だった。
先方にどうしてもといわれ、交際半年で結婚、新婚初夜が初めてのセックスだった。
しかも、初夜は本家の２階で、終わった後、新婦の母と伯父が寝室に入ってきて、破瓜の血の跡を確認すると、伯父が頭を下げて、
「結構な御新造さんで…」
と言っていた。

再婚して6年、11年間乗ったクーペともお別れだったが、それより、元妻の思い出の品を妻に気づかれないように保管した。
妻は家事スキルの高い女だし、俺しか知らない体だし、見た目も可愛いから何の不満もない。
夫婦として暮らしてるから、愛情もある。
でも、元妻は忘れられない。
いつまでも俺の心のど真ん中に、優しく微笑みながら棲み続けている。
多分、これからもずっと元妻は俺の心に住み続けるだろう。
それは、妻に悟られてはいけない、俺と元妻だけの世界があるからだ。
そして、元妻の幸せを祈って、俺は生きていくのだ。