一人娘が成人したとき、娘が10歳の時に離婚した元妻からメールが来て、10年ぶりに会った。
こじゃれた居酒屋で、娘の10年間を話した。
元妻は成人のお祝いを持ってきていて、
「母親らしいことしてあげられなかったから、せめてこのくらいは・・・」
と結構な厚みのある封筒を渡してきた。
中にはのし袋が入っていた。
「そういえば、お前、再婚は?」
「してない。だって、仕事に復帰したいからってお義母さんと険悪になって離婚までしたんだもの、仕事に打ち込んでるわよ。だからこれ、あの子に渡してほしいの。」
「そうか・・・じゃあ、預かるよ。」
「あなた、再婚は?」
「結婚はコリゴリだよ。嫁姑問題は、もうたくさんだ。」
「まあ・・・」
暫し思い出話をしていたら、お互いにまだ好きな気持ちが残っていて、
「俺達、独身同士だよな。どう?久しぶりに俺と・・・」
「そうね、良いわよ。」
ラブホで、久しぶりに元夫婦で風呂に入った。
当時俺は48歳、元妻は45歳、お互いの身体を見て、
「お互い、年取ったな・・・」
「そうね。私もすっかりおばちゃんになっちゃったわ・・・」
そう言いながらも、元妻の45歳の裸で勃起している肉棒を嬉しそうに見つめていた。
風呂から出て、ベッドに移り、抱き合ってキスを交わした。
やっぱり俺は、元妻が好きだと確信した。
元妻の乳房を揉み、乳首を転がし、そして、10年ぶりに元妻の肉裂を広げた。
赤紫のビラ肉が広がり、紅色に充血したクリ肉が震えていた。
10年間の間に、何本の肉棒が挿し込まれたんだろう・・・そんなことを思いながら、元妻のクリ肉にむしゃぶりついた。
懐かしい元妻の喘ぎ声に、過ぎ去った日々を思った。
元妻がお返しのフェラをしてくれた。
懐かしくもあり、他の男の仕込みも感じて妬けた。
「あなたなら、そのままでもいいわ。でも、中には出さないでね・・・」
ヌプっと元妻の肉穴に挿し込んだ。
思い出した元妻の感じる場所にカリを当て、腰をグラインドさせた。
元妻は切なそうに喘いだ。
抱き合い、四十路の肉体を貪り合った。
元妻の膝を押し込んで大股に広げ、肉棒の抜き差しにめくれる赤紫のビラ肉を楽しんだ。
白く泡立つ愛液、漂う淫臭、響く喘ぎ、そこにパンパンという肉のぶつかる音・・・
「出すぞ・・・」
元妻がティッシュを手に持ったのを確認して、抜いた肉棒を元妻の手のひらに乗せた。
元妻はティッシィごと肉棒を握りしめ、精液を受け止めた。
夫婦時代の外出しルーティーンが自然にできていた。
ラブホを出て、駅で別れた。
「あなた、まだガラケーなんだ。じゃあ、LINEは無理ね。」
「ああ、まだこれ使えるからな。じゃあな。確かにお祝いは受けっとった。ありがとう。」
「あの子によろしくね。それじゃあ、さよなら・・・」
「ああ、さよなら。元気でな。」
元妻はJR、俺は私鉄の改札に向かって歩き出した。
改札前で振り向くと、元妻が手を振っていたので、俺も振り返した。
電車の中で、元妻の身体を思い出していた。
あれから6年が過ぎ、娘が嫁ぐことになった。
俺は、そのことを元妻に伝えようと、6年ぶりに元妻にメールをした。
「俺とお前の娘が嫁に行くよ。式の写真ができたら見せるからな。その時は連絡するから、またあの店で会おう。」
と送信した。
俺のメールは、宛先不明で戻ってきた。
哀しかったが、それは元妻が決めたことだから、深追いはしなかった。
元妻との再会から8年が過ぎた今年、俺に孫が生まれた。
試しに、そのことを元妻にメールしてみたが、案の定宛先不明で戻ってきた。
俺は、離婚して18年の元妻を今でも忘れることはないが、元妻が連絡手段を絶った理由を知りたくはなかった。
だから、今、どこにいるのか、生きているのかさえ分からない元妻を探すことはしなかった。
ただ、心の中に元妻との思い出と8年前のあの夜を大切にしまって、
「お前とは、もう会えないようだな・・・さよなら・・・」
と宛先不明で戻ってきたスマホの画面を見ていた。