三人で夕食が始まる、言葉には出さないものの、この後に待ってる事を三人は、それぞれに解っていた。
夕食は淡々とした時間の中で終わり、私と彼はリビングで休息を取る、妻は台所に立ち黙々と洗い物をして居る、洗い物が終わった妻が三人分のコーヒーを運んで来て何となく気まずい雰囲気の中でコーヒーカップに手を伸ばす。
夜の10時を過ぎた頃に私は意を決して妻に「風呂に入って来なさい」
と切り出す。
「はい、それじゃ先に入らせて貰います」
一旦、二階の寝室に戻った妻はエプロンに隠すように着替えを持ち脱衣場に消える。
「脱衣場の戸は開けたままに」
私が声を掛けると妻は一瞬立ち止まり、脱衣場に入る。
妻の脱衣は見えないが妻は浴室の戸も開けたままにしたのだろう、プラスチックの洗い桶が、カランと当たる音が響く。
シャワーの流れる音。「君も一緒に入って来たら」
彼は私の言葉を待っていたように頷くと、脱衣場に向かう。
突然の彼に妻は驚いたのか浴室の中で、くぐもった声が聞こえる。シャワーが弾ける音が暫くするとピタリと止まる、その後に
「あっ!あぁ…ダメ」妻が小声で拒む声。
その声も直ぐに消え失せた、彼に唇を塞がれたのだろう微かに濡れた肌がぶつかり合う音がする。
私は我が家で唯一の和室に一組の布団を敷いた、リビングに戻ると妻達は未だ浴室に居るようで私は、そっと浴室を覗いてみる。
彼の天を仰ぐ様に勃起した物を床にしゃがんだ妻が口に咥ている、口の中に出入りする彼の肉棒、妻が顔を動かす度に淫らな音が響く。
私がソファーに戻りタバコを吸い終えた頃に二人が脱衣場から出て来る、妻は顔を上気させ羞じらう様に私の視線から逃げる様に彼の背中に顔を隠す。
続いて私がシャワーを浴びる、簡単に済ませリビングに戻ると、二人は慌てた様に身体を離す。
妻達の反対に私は座る、妻は少し乱れたキャミソールの裾を膝の付近まで引き戻す。
妻は緊張して裾を握ったまま俯いている、私が彼に目で合図を送ると緊張した妻の肩に手を廻して行く。
「あっ!」
妻は肩をすぼめ彼の手から逃げようとする、彼に肩を抱かれ引き寄せられる妻。
彼の手がキャミソールの上から乳房に触れて行く、
「あぁ、ダメ!やはり恥ずかしい」
妻は身を捩り逃れようとする。