暗闇の中、助手席に座る彼女を抱き寄せ唇を奪う、両手を胸に押し当て私を押し戻そうとする力が次第に抜けて行く。
幾度となく短いキスを繰り返し、囁くように彼女に誘惑の言葉を繰り返す、最後は自ら私の唇に唇を重ねて来る。
そこから激しく唇を求め合い舌を絡め互いに貪り合う、服の上から乳房をまさぐり、その手は下腹部に、スカートの上から腿を撫で擦り裾から顔を出す膝頭に伸びる。
膝を割るように手は内腿に、彼女は塞がれた唇から吐息を洩らし私の侵入を拒もうとして来る、私の手のひらは焦る事なく膝と内腿の往復を繰り返す、彼女の様子を確かめながら時折、奥深く手を侵入させ又、引き戻す。
彼女の腿の力が抜けると同時に手は腿の最深部に入り下着の上から彼女の女陰の形を謎るように指を這わせて行く。
私の首に、すがり付くように顔を埋めながら、か細い声を洩らす。すっかり無防備になった彼女の下半身、下着の中に指を滑り込ませ彼女に触れて行く。
短く声を上げ喘ぐ彼女「このまま逝っていいよ」
私は、まさぐりながら彼女の耳元で囁く、更に喘ぐ彼女の昂りに併せるように指先を強くしたり弱めたり。
彼女は声には出さなかったものの、下肢を激しく震わせ絶頂を迎えた。
後は優しく触れながら彼女の余韻に併せるように指を下着の中から抜き取って行く、暫くグッタリとシートに凭れ荒い息を整える彼女、恥ずかしげに乱れた衣服を直しシートに座り直す。
対向車も無い道を走り車は彼女の自宅前に着いた、自宅には明かりはなく真っ暗である。
彼女に聞いてみると、旦那と二人暮らしで今日から明日に掛けて旦那は町内の旅行に出掛けているとの事。
「もっと奥さんの事が知りたい」
と言うと、彼女は無言で頷く。
空いている車庫に車を停めると彼女の後に従い家に入った。