バイト先で再会した彼は中学の時の接点がない同級生だった。
卒業して何ヵ月なんだけどずいぶん大人っぽく見えた。
一回も同じクラスになったことはないからろくに話したこともなかったけど意外と波長が合う。
彼女がいるらしい話を聞いて、それも年上だとわかって余計に大人っぽく見えたのかもしれない。
特定の相手がいるからこそ変に異性に力まず気さくに話せるのかもしれない。
私も恋人候補などではなく同性の友人のように何でも話せた。
ても、きっかけはそうでもずっと接していれば変化もしてくる。
つまり、異性としても意識する場面が多々出てくるのだ。
彼は小学生の時に転校してきた私を好きな時期があったと告白してくれた。
私は今現在の彼を客観的に見て良くなってたので、最終的には体を合わせることになってしまった。
別に彼を略奪する気はなかった。
私は処女なんて早く捨てたかったから、この頃男を品定めして見るようになっていた。初体験の相手として基準をクリアし、彼も私を抱ける対象であるのがわかって、それならと思惑が一致したのだ。
言葉で表すならセフレに当てはまるのかもしれない。
ただ、彼は抱く時は凄く情熱的に抱いてくれたから、抱きあってる時はお互いに愛情はあったと思う。
だから、バイトがない時はよくうちに来て遊ぶようになった。
うちの母親は異性を連れてきてもうるさいことを言う人ではなかったから。
もちろん、彼がそれなりに母から見てもお眼鏡にかなっていたのもあるだろうけど。
なまじっか正式につきあってる訳ではないから、美味しいとこだけつまみあうようなつきあいは長続きした。
彼が彼女と別れてもつきあわなかったのは、下手につきあって関係が切れたくないからだった。
その点の考え方も一致していた。
彼は私に男ができるのを怖がっていた。
別にできても関係はこのままでいいよって言うと、男は好きな相手が他の男に触らせたくないものなのだと聞いた。
勝手な言い分なのは彼もわかっていて、それでもそう言われて悪い気はしなかった。
とりたてて他にめぼしい男もいなかったし、私は彼だけのものだった。
逆に彼は私以外にも何人も相手にしていた。
私は嫌ではあるくせにそれが自らをより興奮させることを知ってしまった。
要するに寝取られに興奮できる女だったのだ。
私は焼きもちをやくくせに、彼にそれらを語らせては悶えながら抱かれた。
マッチポンプみたいです。
私も知ってる女だとなお燃えた。
彼も私の性癖を知ってるから、それが誠意のように語ってくれたけど、1つだけ隠してた事があった。
私の母親とも寝ていたのだ。
さすがにこれはビックリしすぎて混乱し、一時期彼とは疎遠になった。
疎遠の間も彼は母親と関係を続けていた。
再びよりを戻したのは二十歳の同窓会だった。
彼は私に熱烈にアプローチして関係の復活を迫ったけど、本心は私もそれを待っていた。
彼は何度も謝りながらも、空白を取り戻すかのように激しく私を求めてきた。
私は内心、これ…これがしたかったの…!
って乱れまくった。
母親のことなど本当はとっくにどうでもよくなっていた。
むしろ彼に抱かれたくてたまらなかったくらいだ。