同期入社の友人Kからの情報で知ることになった妻○美の全裸画像。
Kに対しては○美の画像であることは否定した。
しかし、夫である私だけが知りえる○美の身体の特徴がしっかりとそこに写っている。
○美はけっして美人でもなく、胸が大きいわけでもない、しかし、160cmのやや長身で、腰回りや尻がムッチリとして、なぜかいやらしい身体つきをしている。
Kから得た情報から、おそらくKがファイル共有ソフトで画像を見つけたこと、ファイル名に「○美」という名前がついていることが手掛かりだった。
私は密かに自宅のパソコンにファイル共有ソフト3種類をインストールし、「○美」のキーワードで画像を探し始めた。
当初なかなかヒットするものはなく、あきらめかけた2週間目、「C_○美」という名前のzipファイルがヒットした。
このファイルはまだ拡散度合いが低いらしく、ダウンロードされるまでに何度もリンクが切断したが、なんとかこのzipファイルをダウンロードすることに成功した。
「C_○美」のzipファイルを解凍すると、フォルダ内には50枚ほどの画像、さらに「○美」という名前のzipファイルが入っていた。
フォルダを開いて目に飛び込んできたのは、ソファーに寝かされ、両足を拡げられた全裸の女の画像だった。
顔には目が隠れる程度に青色の柄のタオルがかけられている。
拡げられた足には、左右の膝のあたりに男の手が写っている。
他の画像には、大陰唇を押し広げたり、クリトリスをむいて撮った局部画像もある。
さらに、女は口元にペニスを押し付けられたりしたあと、とうとう陰部にペニスを挿入されてしまっている。
他にも画像はあるのだが、私はしばらく放心状態になってしまった。
ソファーに全裸で寝かされ、顔にタオルをかけられている女。
○美だ。
顔にタオルをかけられているが、もはやこの全裸の女は○美以外の何者でもない。
女が顔にかけられている青い柄のタオル。
これは私のバスタオルだ。
さらに女が横たわっているソファーは、今まさに私が腰掛けているソファーだった。
画像の状況から、○美の身体をもてあそんでいる者が撮影したものもあれば、男が○美に両腕をかけている状況のものもある。
この画像が撮られた当時、○美は自宅で複数の者から身体をもてあそばれたのだ。
私は雷に打たれたようなショックを受けながらも、ひとつのことに気づいた。
Kから送ってもらったものと同じ画像がない。
その理由はすぐにわかった。
私が開いた「C_○美」のフォルダの中に入っている別の「○美」という名前のzipファイル。
これだった。
つづく。