今から1年程前、妻の浮気に気づきました。
私自身、子どもが小さい頃は何度か浮気をしたり、妻を泣かしたこともありましたが、心を入れ替え、十年以上、よき夫、よき父に努めてきたつもりでした。
浮気に気づいた時、最初は私も知っている妻の同級生の男を疑いました。後に私の勘違いだと分かるのですが…。
よく聞くような、下着や服装が派手になったというのはありません。浮気の前も後も、飾り気の無い、清楚で地味な女です。
ただ、私や子ども達への態度が雑になっていっているのは確かでした。
友人の紹介で興信所に頼んだところ、あっさりとホテル通いが発覚しました。
証拠が揃ってきたところで、意を決して妻のクローゼットを漁ると、一冊の日記帳を見つけました。
日記の中身は、最初から現在まで、男との行為のことばかりでした。
男女としての恋愛の感情よりも、ひたすら行為の内容や、その悦びが、妻の字で克明に記されていました。
その内容に呆然としながらも、後日、妻のPCを探すと、不審な鍵付きのフォルダを見つけました。パスワードは日記に書いてありました。相手の男の名前です。
フォルダの中身は、タイトルに日付とホテル名が記された動画ファイルでした。
その時私は、既に相手の男が妻の勤務先でバイトをしている大学生だと知っていました。
嫌な予感を感じつつも、動画をコピーし、私の書斎のPCで再生すると、そこには日記と同様に、妻と大学生の男との痴態が記されていました。
四十代も半ばを越えた妻が、男のモノを何分も口でくわえていたかと思えば、男のモノに頬ずりしながら『美味しかったです。ありがとうございます』と語っていたり。
また、『旦那と比べてどうだ』との男の問いに、『旦那とは全然違う。○○君のじゃなきゃ嫌だ』と返しているようなものもありました。
アダルトビデオの台詞ような内容ですし、男に促されて言っていることも多いので、おそらくは男に指示されての発言でしょう。
しかし、妻自身の手で書かれた日記の内容を見ると、少なからず妻の本心も含まれているのかもしれません。
また、『もう今日で終わりにしようか』と言う男に対し、『嫌だ!何でもしますから!』と叫びながら抱かれている動画や、中には、私や子どもに侮辱的な言葉を発しながら、男に抱かれているものもありました。
動画のあまりの内容に、気を失わないようにするのが精一杯でした。
証拠も揃い、離婚を有利に進める準備を進めていたのですが、あまりの事に気力を失った私は、かつて過去に自分が妻にした事に対する悔いもあり、そのまま放置しています。
大学生と高校生、二人の子どものためにも、一体どうすればよいのか、いまだ決断できずにいます。