今でも自分の事を容姿的にはモテない男だと思います。当時、彼女いない歴30年。
私が嫁をもらう事に…。 今でも奇跡かと思います。
嫁と初めて会ったのは、私が28歳、嫁が18歳の年でした。
いつものスーパーに買い物に行くと、研修中と名札を付けた女性がレジ打ちをして
いました。 今の嫁です。 4月になり高校を卒業し、新人で入って来たばかりの
女の子でした。 見た目は、可愛いというより地味な感じでした。時々、彼女に
居るレジに並ぶ事もありました。 半年がたった時、私は隣の県に転勤しました。
その後、3か月ぶりだったでしょうか。 確か、年末だったと思います。
前に勤務していた支社に数日間の出張で滞在しました。 久し振りに、彼女の働く
スーパーで買い物をしました。 彼女がレジに立っていました。 久し振りに
彼女を見た感想は、少しは垢抜けた感じがしました。 次に彼女を見かけたのは、
年も明けてからでした。 休日に街に出てブラブラしていた時でした。 たまたま、
見た事があるな~と思う女性とすれ違いました。 彼女でした。 隣には男性が
いました。 まず、私が思った事は。 こんな所まで買い物に来るんだ。 以前、
店で久し振りに見た時より少しは大人っぽくなったな。 お父さんと買い物か。
でした。 向こうは、私に気付いていませんでした。 そんな、対面の事も直ぐに
忘れていました。 転勤し1年が経ちました。 以前、勤めていた支社に久しぶりの
出張でいく事になりました。 宿泊ホテルで、飲む飲み物をホテル近くのコンビニで
買い物をしている時に、ばったり彼女と会いました。 店以外で、彼女を見たのは
2回目でした。 前に街で見かけた時とは、服装もラフな感じで、若い子にしては、
華やかさはありませんでした。 とっさに、私は彼女に頭を軽く下げて挨拶をして
いました。 向こうも気付いてくれ、挨拶を返してくれました。 別に、コンビニ
から彼女が出てくるのを待っていた訳ではありませんでしたが、外で煙草を1本吸って
いると、店から彼女が出てきました。 ごく自然な流れで、彼女と初めて会話らしい
会話をすることに。 「こんばんは。」声を掛けてくれたのは、彼女からでした。
「こんばんは。 ○○スーパーの子だよね」
「はい。そうですよ。」
「俺のこと、覚えてる?」
「はい。覚えてます。 急に見なくなったけど」
「そうなんだよ。 転勤で今は、○○県にね。」
「そうだったんですか。 今日は?」
「出張でね。 今週一杯は、滞在する予定。」
「大変ですね。 また店に来てくださいね」
「ああ、行くよ。」会話といっても、この程度の会話でした。
出張途中に彼女いる店に買い物に行きました。 その日、
彼女は居ませんでした。 しかし、ある人物を見かける事に
なりました。 店の中をウロウロと歩いていると、見た事のある
男性が居ました。 年配の男性。 彼女と一緒にいた男性?
男性と放れ買い物を続けていると店内アナウンス「○○店長、
○○店長、○番レジまでお越しください」 レジ近くに居た私
でしたが、やって来たのは、あの男性でした。 店長なんだ。
あれ?彼女と一緒に歩いていたのが店長なの? それに、親だと
思っていたけど、違っていたみたいだ。 彼女と男性の関係が
やけに気になりだしました。 そこからが、嫁となった彼女との
話しになります。