私36歳下請け業者の日雇い者。 嫁30歳中小企業の人妻OL。
知り合った切っ掛けは、既に結婚していた後輩君の家で
鍋パーティーをしてた時に来ていた女性です。 後輩君の
奥様の友人でした。 第一印象は、無口で化粧も薄化粧。
喋り方も物静かな口調でした。 私も含め男連中が大きな
声で喋っていると、少しビクビクしていました。 ついつい
下ネタの話もしましたが、後輩君の奥さんから「今日は、
下ネタ禁止ね~。」と忠告される始末でした。
「美佐ちゃんは、いまだに純粋なんだから気をつけてね。」
その時、嫁の名前が美佐子と知りました。
数日が経ち後輩君から週末のお誘いがありました。 今回は
私だけみたいでした。 理由を聞くと、美佐ちゃんも来るとの
事でした。 あれから後、後輩君の奥さんに私の事を聞いてきた
らしく、それならと後輩君夫婦が気を利かして私と美佐子ちゃん
を呼んで食事会をしようとなったらしいです。 正直、初対面
での印象も心惹かれる程でもなかったので気乗りしませんでしたが、
後輩君の奥さんの顔を立てるつもりでOKしました。
当日、2度目の顔合わせでしたが、以前と変わりない印象でした。
変わった事いえば、お酒を飲めるんだと思った事ぐらいです。
前は、車で来ていたから飲まなかっただけの様でした。 食事会も
お開きになり奥さんはアルコール飲めない人なので、奥さんが
美佐ちゃんを送っていきました。 小一時間程して奥さんも帰って
来ました。「美佐ちゃんどうだった? 少しお付き合いしてみる?」
早速、質問をされました。「それより美佐ちゃんは俺の事をどう
思っているの?」「 送って行く途中で今日の感想を聞いたけど、
兄ちゃんさえ良ければ、また会いたいみたいよ。」余談ですが、
後輩君の奥さんからは「兄ちゃん」って呼ばれています。
私は、奥さんの事を「ケイちゃん」と呼んでいます。
「ところで美佐ちゃんだけど、どうもまだ子供みたい」
「子供?」「そう子供」「どういう事?」「だから、まだ経験無いって
事なの」私は、いきなりの情報にビックリしました。 当然ですが、
一緒に聞いていた後輩君もビックリしていました。 私は、思わず
「ほんと~に?」と聞き直したのを覚えています。
「彼氏ぐらいは、今までにいただろ?」「彼氏居た歴なしよ」
(何で、そんな女性を俺に紹介するんだよー)と心の中で思いました。
「そんな女性が俺と付き合っても大丈夫なの?」「だって仕方ないよ
美佐ちゃんが初めて私に男性の事で相談してきたのが兄ちゃんだったの
だし。 私も、エッ! 兄ちゃん?って思ったよ」 最後の一言は余分
だよ。「俺で悪かったね」「ゴメン・ゴメン。 変な意味じゃないから」
私も美佐ちゃんの印象について、感想を伝えました。
「悪い子じゃないと思うけど、見た目が少し暗いと言うか服装や髪形も
普通過ぎるしね。 別に派手じゃなくてもいいけど、いつも髪は後ろに
束ね、化粧もね…。」「兄ちゃんは、美佐ちゃんの昔を知らないからよ。
昔は今と全然違っていたよ。」「昔?」「そう昔。 確かに私も気付けば
今の美佐ちゃんになっていたけどね。 分かった、私が美佐ちゃんを昔の
美佐ちゃんに変身させてあげる。 驚かないでよ。」 そんな話をして
期待もしないまま数週間だ立ちケイちゃんから連絡がありました。
「兄ちゃん明日の晩は用事ある?なければ、家でご飯食べよう。
美佐ちゃんも来るから。楽しみにしていて。」週末の用事も無かったので
OKをしました。 当日は、美佐ちゃんが後から来ました。
私より先に後輩君の方が「エッ!美佐ちゃん? めちゃイメージ変わったや」
後輩君もビックリしましたが、私もビックリでした。 その当時、嫁は28歳
で、ケイちゃんには悪いが、ケイちゃんよりも2、3歳下に見えました。
髪も少し染め、肩まで伸びたストレートの髪。服装は、ジーパンに柄の付いた
スエットでした。 今までは、長いスカートに清楚なシャツを着て上に
セーターを羽織っている地味な感じでした。 スリムなジーンズを履いて
いたので、今まで気にもならなかった足も、スリムなんだなーと思った
ほどでした。 見た目は変わっていましたが、喋ると同じでした。
けど、見た目が変わった事で喋り方も可愛く感じる部分もありました。
喋っても小さな声で「はい」「それで…」「いいですよ」とにかく
丁寧な言葉使いです。 今も変わりません。 そんな事で、結局は1年交際を
して、昨年の2月に結婚しました。 そんな私と嫁です。
次からは、お話を進めます。