「もう無理、、恥ずかしすぎるよ。。」
今日、28歳の誕生日を迎えた妻が頬を赤くして言った。
「ダメだよ。さっき約束したんだから。ほら。。」
妻の誕生日を祝いに来てくれた僕の友人が妻の手を握りながら言う。
「だって、、ねぇ貴方、もうこれ以上は。。」
妻が夫である私に助けを求めるように言った。
「仕方ないよ。勝負に負けちゃったんだから。」
「で、でも。。」
口ではそう言いながらも、妻はサトシの大きくなった息子から手を離そうとはしなかった。
そして、観念したのか、ついに妻は手を上下にゆっくりと動かしはじめた。
「うぉ~気持ちい。。もう最高。。愛ちゃん、俺、嬉しいよ。」
妻の手が自分の息子をぎこちなくシゴクのを見ながら、サトシは興奮して言った。
「もっと、ちゃんとしてくれないとイかないよ。」
そう遠慮せずに言うサトシに腹がたったが、それよりもその光景に対する興奮の方が上回っていた。
自分が企んだこととはいえ、自分の妻が他の男の棒を握っている。。
妄想するのと実際に目にするのとではその度合が違った。
嫉妬と興奮が頭のなかでごちゃごちゃになって、その光景を黙って見るしかなかった。
「愛ちゃん、、お願いがあるんだけど。。」
そんな僕の複雑な気持ちをよそに、サトシが言った。
「ちょっとペロペロしてくれない?!そしたら早くイクと思うんだけど。」
「ペロペロ?! それは無理だよ。。ねぇ貴方。。」
さっき以上に頬を赤くした妻が僕に同意を求めて言った。
でも何故かその言い方が、どうしよう。。しても良いの?と僕に許可を求めてる気がした。
すると、次の瞬間、僕はとんでもないことを口にしていた。
「少しくらいだったら、いいんじゃない。」
「やった!!いいってさ。愛ちゃん、早くペロペロして!」
サトシが大はしゃぎで言うのを見て、ハッと我に返った。しかし、もう遅かった。
「貴方、本当にいいのね。。」
もう今さら、やっぱりダメなんて言える雰囲気ではなかった。
今度は、後悔とこれから起こることへの期待の2つの感情が僕の頭のなかで喧嘩していた。
心臓はもはやドキドキを通り越してバクバクして、僕の体中のすべての血が股間に集中していた。
そのせいか、、冷静に考えなくてはならないはずの頭に血が回らず、僕はまたしても言ってしまった。
「いいよ。僕にしてくれるようにサトシにもしてあげたら。」