続き
このお店はルーム(大部屋)を決められた場所からなら覗くことができる。
1組の男女が入って十数分経過したところで喘ぎ声が大きくなってきたので、彼女と覗いてみることにした。
(小声)
俺「ほら、見えるね。クンニしてる」
彼女「初めてほかの人のエッチを生で見た」
真剣な眼差しで見ているが、どこか虚ろ気でもある。
口はぽかんと開いている。
観察というより、プレイ中の二人と同調したいかのようにも見える。
俺「まだ見てる?」
彼女「あ・・・」
声をかけられるまで没頭していたことに気が付いてなかった模様。
ソファーに戻り、飲物を注文する。
俺「どうだった?」
彼女「はじめてみた❤」
俺「さっきも聞いたw」
だいぶ表情が和らいだ。
雰囲気に慣れてきたらしい。
腰に手をまわしキスをする。
触れる唇がさっきより柔らかい。
俺「慣れてきたね」
彼女「うん。ちょっとトイレ行ってくる」
先ほどまでの緊張とは打って変わり、軽い足取りで歩けるようになっている。
帰ってくるまで暇なのでぼーっと飲物を飲んでお代わりをする。
ちなみにジンジャエール辛口を瓶のままもらうのが好みである。
彼女「おまたせ」
ちょっと長いトイレから帰ってきた。
わざとらしく、こちらに息を吹きかけてくる。
俺「お、歯、磨いてきた?」
彼女「うん」
エッチする前、二人とも必ず歯を磨く。
つまりこれはエッチしたいというサインであると理解できる。
身体に触れてみると、ブラジャーも外してきたようで、服の上から乳首の存在を感じることができた。
もうスイッチが入ったようだ。
はやりこの子はハプバーにハマるタイプという見立ては正しかった。
長めのキスをしながら愛撫する。
彼女はそれを完全に受け入れている。
さすがにまだ声を我慢しているようだ。
このまま続けてもよいが、いじわるは自分は焦らすことにした。
つづく