趣味で通ってるスクール内に仲の良い女友達がいる。
名はゆり。
30歳の人妻。
おっとりしてて、容姿は良い方だと思う。
一緒に行動する事が多く、結婚した後もスクールの時はランチを一緒に食べたりしていた。
ゆりとランチすると話題は旦那の愚痴メイン。
「冷たい」「出会った頃とは別人」「旦那には全く期待してない」などなど。
ゆりが「美術館に行きたい」と言うので、一緒に行く事となった。
(旦那は美術館に付き合ってくれる人では無い)
・・・が、何故かスクールに通う堤(35)という男が美術館の事を聞きつけ・・・。
「自分も興味がある。ご一緒しても宜しい?」
断る理由も見つからず、3人で美術館へ行く事となった。
当日、俺は絵には全く興味が無かったので適当にプラプラ。
ただ、堤が絵に精通しててまさかの意気投合。
cafeでも楽しそうに語り合ってる姿に嫉妬で狂いそうになる。
「この後どうする?」
撤収?・・・と思いきや、まさかの展開。
「そういえば、ゆりさん某アニメ好きでしたよね?」
堤がゆりに問いかける。
「・・・あっ!ちょうどイベントやってますよね!?某遊園地で!!!」
ゆりは子供のような、はしゃぎよう。
「でも今からだと帰りの新幹線間に合わなくなりますよ?」
俺は抵抗を試みる。だが・・・
「うーん。ごめんなさい。私ちょっと寄っていきます。ここで解散でも大丈夫ですか!?」
二人を見送り、一人撤収する事にした。