とりあえずここまで書いときました。Aノ台集合住宅。ここは地元の人が誰もが知っている、「あそこはガラが悪いから近寄ったらあかんよ!」と子供なら一度は聞いたことがあるセリフの場所でした。昭和のバブルの時代に山を切り開いてニュータウンにするという計画があって、その時の建築関係の労働者たちがここに住んでおり、この周辺はにぎわっていたそうです。ですが今は家賃2万円~3万円。6畳6畳に小さなベランダがあって、かろうじて風呂とトイレが別でついている。という、誰も好き好んでココに住みたいという人はいない、そんな物件でした。そんなナオさんの住居のドアの前に立っていた僕は、リン♪ となるベル。インターフォンじゃない。ベル。それを鳴らすとあらかじめ到着時間を伝えていたという事もあり、ナオさんはすぐに出てきました。が・・・。重たい鉄のドアをあけて中に入ってみると、玄関先には〇〇文化勲章 世界平和へ貢献 〇〇先生の思想こそが人類への光!みたいな言葉が書かれた某宗教団体の新聞が綺麗に山積みにされており、周辺には子供用の雨の日の長靴やレディースサンダル、そして子供用の黄色い傘が置いてありリアルな生活感を感じました。玄関をこえるとキッチンの棚には、調理器具や皿などが綺麗に棚に並べられておりましたが、やはりどれも使い込んだ感が見受けられるものでした。そして6畳6畳のほうの玄関に近いほうの空間には、これも年期のはいった木製の四角いテーブルと、曇ったガラス戸がついたテレビ台、そしてそのテレビ台の上には一応、今風の液晶テレビなんてのが乗っていたのです。自分の足元を見れば所々、すり切れた畳。子供が小さいころに穴をあけたのでしょうか。押し入れのフスマの紙がはがれてフスマの中の木の骨組みが見えてもいました。さらにベランダに近いほうの6畳には、3つに畳まれた布団がベランダ側のガラス戸に面して置かれており、化粧台と子供用の学習机が所狭しと部屋の一角を支配しておりました。こうしてナオさん単体(もちろん娘も)で見れば、別に経済的にどうだからといって、髪がボサボサとか、歯が黄色い、服がヨレヨレとか、そういう不潔なタイプではないんです。ただ・・・環境が貧しい。いや設備が古いだけっていったほうが的確かもしれません。なんだかんだとナオさん単体では、ただちょっとヤンキーっぽい美人なオネーサンであるのは間違いないのですが、やはり生活環境の向上よりも、その日、いかに食っていくか。っていうところのほうが優先されるのでしょう。(ギリギリで生きてるんだな・・・)と、当時の金銭的には余裕のあった僕は、妙な感覚を覚えたものです。おそらくナオさんの過去の話から検証する限り、こういった生活をきっと以前の旦那と離婚した時くらいから続けているものだと推察されます。(離婚してここに引っ越してきた。といってたので)そう考えると4年~5年くらい、この生活を続けているという事になるんです。(5年も続けたらどこか感覚がおかしくなりそうなもんだけどな・・・)と思った僕の予想はあながち間違ってはいなかった事をすぐに知る事になってしまうのです。それは以前にも少しお話した「なにかに依存しなければならない生活」がもたらす精神的堕落っていったほうがいいのかもしれません。ナオさんの中にある、まず最初の問題点でもあり、最大の問題点でもあったのが、「なにかとモノを売りたがる」という性質を持っている部分があったのです。そもそも、なぜ布団が3つに折りたたまれて押し入れの中に入っていないのか。というのから説明すると、それには理由があって、押し入れの中には一杯にものが詰まっていて布団を入れる事ができない状態になっていたのです。では、押し入れの中に何が入っているのかというと、、、それはナオさんがキャバクラ時代に客からもらった、あるいは自分で買った、時代遅れのブランド品や、ドレス類などが詰まっていたのです。僕が思うには、(さっさと質屋にいれたらいいのに。。)と思うのですが、ナオさん的には二束三文で引き取られるのが嫌なのかもしれません。いや、それよりもこれらのアイテムは、ナオさんが輝いていた時代の名残であり、本当は「売りたくないもの」なのかも知れないのです。本当は売るつもりはない。それをわかっているからこそ、「こんなの幾らで売れるのかな」とか「こういうの欲しい人とか知らない?」等と僕に聞いてくるのです。つまり、これは遠まわしに「お金がほしい」と僕に訴えかけているアピールなのでした。以上、長くなりましたが・・・これがナオさんの真の姿だったのです。
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仕事一段落ついたので、書き始めます。さて、、どこから話したらいいのか。正直、今パソコン画面の前に居ながら悩んでいます。けっこう深いんですよ・・・。wでは時系列で話していきましょうか。ナオさんに例の段ボール2箱分のプレゼントを手渡した翌週の日曜、その日は珍しく僕が公園に到着する7時10分の以前から、ナオさんと娘は公園で遊んでいたのです。ですが、なにか雰囲気が違うんです。それもそのはず。その日に限ってナオさんは、僕がプレゼントした姉貴の服を着ており、そしてメイクなんかもしてきているのでした。アジアン風のロングスカートに麦わら帽子。そして今まで見た事もない華奢なデザインのゴールドのアクセサリーを耳と首にかけていたのです。(うわ・・・。かわいい・・・w)これがこの時の正直な気持ちです。もともと素材がいい女性であるというのはここまで何度も言ってきたつもりです。体のラインが細く、顔が整っていてきれい。ちょっと不良っぽいところが逆にかっこいい。今までは安物のワンピースに、ゴムで髪の毛を無造作にくくっただけ。顔もすっぴん。安物ワンピースからパンティ透けているわ、ダニにかまれた足首に赤い腫物をつくっているわ。そんなめんどくさそうに子供の相手をしていた時のあの光景から、いっきにイメージが変化した時でした。僕「お。。今日はどこか行くのですか?」ナオ「いやいやw せっかく服もらったんだし、せめて今日くらいはおしゃれしてこようかななんてw」僕「マジで似合ってますねw」ナオ「ありがとw」娘「今日のママ、かわいいー♪」そんな感じだったのです。さらに。。。僕はトレーニングする時はナオさん母子をそっちのけで集中してトレーニングをするのですが、トレーニング終了後のいつもの会話。公園のベンチに座ってのいつもの会話。この時・・・近いwww 近いんですw今までは子供の相手をしながらの会話のような、それでこそ世間話程度の事しかしてこなかったつもりですが、その日のナオさんは、僕が話すひとこと二言に、「ええーw」「うそだーw」「うんうん♪」と、盛んに相槌をかましてくるんです。要するにですね・・・接客モードになっていたんですよ。今だからこそ、こうして冷静になって当時の事を分析できる余裕こそあるものの、当時はいっても生身の男。どれだけキャバクラ嬢が営業トークをしているだけだってわかっていても、それでもキャバクラにいってしまう男がいるように、僕だって同じでした。ナオさんがなんらかの魂胆があって、僕に今までにない接し方をしいるのは薄々わかってはいましたが、かといって、それが悪いものでもなかったのです。正直、この時はナオさんの事を可愛いと思ったし、ナオさんが聞き役に徹して僕の話を聞いてくれる事に心地よいとすら思ったものです。そんな僕にとっても特別な日曜日というのが数週間くらい続いたんですかね。そして知り合って2か月経ったか、経たなかったかの頃です。突然、ナオさんから「相談」というものを打ち明けられたんですよ。場所はいつもの公園での話でした。ナオ「あのね、、もし良かったらの話なんだけど、聞くだけきいてくれる?」僕「はい。どうしたんですか?」ナオ「正直に答えてw 前にウチ来た時あったでしょ。あの時どうおもった?」僕「え?家にいった時の事ですよね。なぜ急に?」ナオ「うんw 正直いってw 家みてどう思った?」僕「うーん、、いやふつうの母子家庭なのかなーって」ナオ「そういうのじゃなくて、、貧乏だと思わなかった?」僕「いや、そういうのは・・・w というかその質問し
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