コロナ直前の冬
私 当時31 彼女27 背高めの細身
ありがちな出会いなのか
平日の午前中、
閑散とした農道をバイクで家に戻ってると
1台の車が停まってて、横にはいかにも困ってる風な女性が
「どうしました?大丈夫?」
幸い車の中の工具と私の知識で足りるトラブルで
エンジンは10分ほどで再始動
ただ、車をいじってる間、ずっと女性の視線を感じてました。
気のせい?
「よかったですね じゃ」
とバイクに向かおうとすると彼女が私の腕をつかみます。
その時に初めて彼女の顔をマジマジと
10秒以上見惚れてしまいました。
彼女も私を見つめて目線を逸らしません。
「あ、あれ?どっかで会った事ありましたっけ?」
きょとんと彼女、それから少し笑って
「・・・ナンパですか? これでも人妻ですけど♪」
「い、いや、違う、違うよ!ただ・・・」
「・・・いいですよ♪ お礼もしたいし」
「え!?」
スマホを忘れてた彼女と電話番号を交換し、
一旦分かれてお昼過ぎに会うことに
半信半疑な私は軽くお茶か食事して終わりかなと。
私は一旦家に戻り車で待ち合わせ場所に
回りを確かめ車を停めると
スマホが鳴り言われる方に向くと彼女。
車に乗せて、とりあえず出ます。
走らせてると彼女が直球で
「さっきの『違うよ、ただ・・・』の続きを聞かせて♪」
「あ!あぁ、え~と・・・綺麗だなって見惚れてしまってたので
何か言わなきゃとしたらああいうセリフが出たんだよ」
「一目みて好きになっちゃいました?」
声が嬉しそうです。
「あ、あぁ ま、 まぁ うん、そうです」
「えへ♪ じゃアソコに入りましょう♪」
と彼女はラブホテルの看板を指します
「!!!?」ドギマギしてると
「私も♪ 車を直してくれてる所見てて♪
ちっともこっちを向いてくれないまま帰ろうとするから
思わず腕をつかんじゃった♪」
「おお!」
「何それ?」と笑いながら彼女は私の手に寄り添います。
「いいですよ・・・」
展開の早さに内心狼狽えながらも車はラブホテルへ
部屋に入ると一旦座り意味のない世間話
暫くすると彼女は私の横に座り目をつぶり顔を上げて
「ん♪」とキスを催促
軽いキスを続けてから徐々に抱きしめました。