数年前の実体験。
この日、上司について地方の営業所に出張していた自分は、魔が刺して宿泊先にデリヘルを呼んだ。当時妻はちょうど第一子を妊娠しており、セックスがご無沙汰になっていたので発散しようと安易に考えた。
が、やってきたのはどうみてもウチと同じ番地のお宅の奥さん、ユウキくんママだった。
ドアを開けたときは気が付かなかったが、ベッドルームで顔を見た瞬間「あ、やばいぞ」と直感した。間違いなく知り合いだと確信した。ここは新幹線なら安くてすぐだし、周囲にバレないように出稼ぎしているのか…と瞬時に思い至った。
向こうもハッとして絶対気が付いていたが、あくまでシラを切り通すつもりだったのか「はじめまして~のあ(実際の源氏名)で~すよろしくお願いします~」と、タイマーとかうがい薬といったポーチの中身を広げてきた。そっちがその気なら…とおれも素知らぬふり。
プレイ時間はたっぷり120分の予約。お互い気まずさを拭いきれない2時間が始まると思うとショックが大きかった。
風呂に入ってきていいかと聞いてきたので止めて、まず金を払わせてくれと言った。そうしないわけにもいかず多少色をつけると本番交渉と勘違いされ「あーきょうはごめん~」と返されるも、「そういう意味ではなくもらって欲しいなーなんていうか気持ちだから」と緘口料を遠回しに伝えると「じゃもらお~」と素直に受け取ってくれたが、彼女の笑顔は引き攣っていた。
時間差で風呂を終えたところで、お互い我慢できなくなり「あの~…」と合唱。
「◯◯さん、ですよね?」
「そちらはユウキくんママ、ですよね?」
事情は詳しく聞かなかったが、ユウキくんママは平日の昼だけデリ嬢として地方で働いていた。旦那さんには一切伝えていないらしかった。
おしゃべりして帰ろうかなと思った矢先、ユウキくんママが「◯◯さん、せっかくですしお口でしますか?」
支払いもしてる上に小遣いを叩いたこともあり、断る理由もねーなーと承諾。
「おっぱいも見てってください、あんまりないですけど…」
下着を脱ぐと、ぷるんと小ぶりな白いおっぱい。ほくろがたくさん浮いていた。
すでにバッキバキだったチンポを出すと、問答無用の生フェラチオ。若くて艶っぽい20代の唇に吸われて数分でたまらず射精。ずるずると音を立てて他人棒の尿道から精液を吸い出すと、んべっ、と舌を出してみせた。さすがに手慣れている。
ただ出しても勃起は治らず、ユウキくんママはしばらく両手でチンポにしがみつき、ねぶるように舌を這いずらせていた。
「おっきくて、元気ですね~…」
ペロペロするユウキくんママに「旦那さんとどっちが大きいですか?」と聞いてみると「◯◯さんのオチンポ…」とねぶりながら回答。
そのあとすぐユウキくんママは立ち上がって、何も言わずにチンポへと跨ってきた。下着をずらし、腰を落として、生のまま人妻のオマンコにチンポが挿入されていった。
対面座位の生挿入のまま、お互い何も言わずセックスした。顎クイからのベロチューしても抵抗はなく、むしろぐりんぐりん腰を回してチンポを味わってくれた。
射精感が込み上げてきたので正常位に押し倒し、腰を掴んでパコパコ。茶髪をくしゃくしゃにして乱れるユウキくんママに「イキそ」と告げると「出してっ出してっ」
「中に出すよ?」
「中ダメっ」
ダメと言いつつ腰をくねくねふりふり。
押したら行けると思い強く腰を振りながらもういちど「中に出すぞ」と言うと、
「出して~っ」
なし崩し的にそのまま中出し。
びゅっ!びゅっ!と勢いよく尿道を走る射精感にあわせて「あっあっあっ」と感じてくれるユウキくんママ。自分もこってりしたセックスに満足だった。
それ以来、ユウキくんママの在籍していた店は使っていない。数ヶ月後、彼女の自宅だった戸建ては売りに出されていた。しばらくして若い夫婦が入居すると、ユウキくんママたちが住んでいた雰囲気はなくなった。
“事情”は推測するしかないものの、無理のある住宅ローンを組んでいたのかもしれない。真相は分からないままだが、あの人はまだどこかで風俗嬢をしているような気がする。