高校2年の夏、中学の同級生だった由香と街でバッタリ、なんとなく並んで歩きながら話しているうち、ほのぼのとした中にもお互いに異性を意識し始めました。
由香は小柄でややムッチリ系、不細工ではないけど垢抜けない感じのする子で、頭の良い優等生でした。
中学時代、由香と特に仲が良かったわけではないけど、ファストフード店で二人でハンバーガーを食べていると、まるで恋人みたいでした。
学ランとセーラー服の高校生カップルになっている自分たちを見せびらかしたい、でも、見られて気恥ずかしい、そんな恋に恋する二人でした。
当時はまだガラケーでしたが、高校生になって携帯電話を持ったので、お互いに連絡先を交換して、アドレス帳に異性の名前を登録した特別感にウキウキしていました。
それからというもの、時々メールし合うようになり、特に土曜の補習の放課後、下校途中でデートするようになりました。
当時、由香のことが好きだったかと言われると微妙ですが、嫌いではありませんでした。
きっと、ガールフレンドという異性の友達ができたことに対する嬉しさだったのではないかと思います。
大学受験勉強が本格化すると、土曜日は補習帰りに学ランとセーラー服で街デート、休日は私服で会って図書館で勉強するようになりました。
もう、カップルに見られる事にも慣れて堂々としていましたが、「好き」という言葉を発することは無く、受験シーズン真っ只中に貰ったバレンタインのチョコにさえ手紙が添えてあるわけでもありませんでした。
私は東京の私立大学へ、由香は地元の国立大学へ進学し、卒業後は会えなくなることが分かっていた上で、最後のデートをしました。
夕暮れの公園で、
「庄司君、お別れだね。」
「俺、由香が初めてのガールフレンドだから、由香のことは忘れないよ。」
「私も、庄司君と撮った写メ、ずっと持ってるからね。」
もうすぐお別れ、さようならを言ったら最後だという時、見つめ合ったら由香が目を閉じました。
キスだ!咄嗟にそう思い、由香と唇を重ねました。
いわゆるチューでしたが、さすがに女の子はませていて、舌をこじ入れてきました。
焦りつつも、由香と舌を絡めあってキスをしました。
気付けば抱き合って、1分くらい濃厚なキスをしていました。
二人離れて、見つめ合い、
「由香、さようなら・・・」
「庄司君、好きだった・・・でも、言って恋人になれるか、友達関係さえ失うか、分からなくて言えなかった。」
「俺も、怖くて言えなかったよ。由香・・・好きだったよ。」
「お別れだね。大学、頑張ろうね。さようなら・・・」
「元気でな、由香。さようなら・・・」
こうして、由香とお別れしました。
大学では入学早々、大人の女性と初めての性体験をして、大人の恋愛を経験しましたが、あまりにもお子様扱いされて、不満を言ったら約1年で振られてしまいました。
失恋の痛手を由香にメールして癒そうかと思いましたが、お別れして1年、一度も連絡がない由香と今更・・・と思って連絡しませんれした。
その後も女子大生や女子高生と恋愛し、破局し、青春を謳歌して卒業して地元へ戻り、社会へ出ました。
そしてまた恋愛して破局して・・・そのたび由香を思い出していました。
「由香、どうしてるかなあ・・・」
哀しみを味わうたび、由香を思い出していました。
私は4年前、28歳で結婚しました。
妻は3歳年下のとても大人しい地味な女性です。
初めてベッドインした6年前、恥ずかしそうに素肌を見せ、茹でダコのように真っ赤になりながら足を拡げ、股間を晒した23歳の妻の陰部は女子高生のように美しく、何もはみ出してない綺麗な陰裂でした。
広げるとピンクの穴がポカリ、とても狭く小さい穴で、奥まで見えませんでした。
タップリクンニして感じさせ、濡らして、何も言わないので生のまま挿入しました。
かなりキツキツで、体重をかけ気味にすると、グリュン!という感覚を伴てイキに根元まで入りました。
「イタタタタタ・・・」
「え?」
「痛い・・・初めてなんです。私・・・」
妻は23歳で処女でした。
見た目はいかにもウブそうでしたが、まさか23歳で処女だとは思わなかったので、嬉しさの他に責任のようなものを感じてしまいました。
それは、大学生の時に、女子高生の処女をもらったときには感じなかったものでした。
女子高生の時は、ウブな生娘にエッチを仕込んでいくスケベ今生丸出しで、わざと恥ずかしい行為をして見せたりしましたが、妻に対してはそう言う気分になれず、大事に、大切に性を開発していきました。
結婚するまで、正常位のみで愛を育んできましたが、新婚初夜、
「夫婦なんだから、恥ずかしがらずに色々してみようよ。」
と、初めて後背位と騎乗位を試しました。
妻は、後背位は顔が見えないし動物みたいで嫌だと言い、腰が自由に動かせる騎乗位はとても好きになっていきました。
一昨年娘が一人生まれ、現在第二子を妊娠中です。
妻には第一子の時同様、時々手で抜いてもらっていますが、妻は、ピュピュっと精液が出る瞬間をジーっと凝視します。
陰茎がビクつく前兆をとらえると、尿道口に顔を近づけて間近で射精を眺めます。
妻はマタニティ姿で私は裸ですから、実はとても恥ずかしいのです。
先週、東京に出張しました。
仕事を終えて、大学時代の4年間過ごした街に行って懐かしんだ後、ホテルにチェックインして暫くロビーでくつろいでいました。
すると、スーツケースを引っ張った小柄な女性がホテルに入ってきました。
東京にしては垢抜けない女性だなあ・・・と思って何気なく見ていたら、あれ?どこかで会ったような・・・由香!間違いなく由香でした。
私はフロントでチェックインをしている由香に近づき、チラッと名前を見ると、姓は変わっていましたが名前は由香、間違いありませんでした。
人影に不審に思った由佳が私の方に振り向き、目が合うと・・・
「庄司・・・君?・・・ウソでしょ・・・」
「久しぶり。」
私はそれ以上は何も言わず、あることを心に秘めて荷物を持って部屋へ向かいました。