人妻との体験

イレギュラーな誘いでした。上海から戻ってからは、二人が会うときは必ず予定を合わせてからが暗黙のルールのようになっていたのですが。
「今夜、品川のホテルで待ってます。来るまで待ってます」
一方的な誘いに違和感を憶えました。何かあったのかなと思いつつ届いたメールを見ました。突然なので仕事の段取りをやり直し何とか行ける
目処が立ったのが午後4時頃でした。昼過ぎに届いたメールに返信していなかった事に気づき、事務所のテラスで一服しながら携帯で返信を打ち
始めたのですが、途中である事を思いつき携帯をしまいました。5時過ぎに社員たちが戻り始めた頃再び桃香からメールが届きました。
「お仕事忙しいのかな？でも、メール読んだら連絡ください。私はもうすぐ着くので、部屋で待ちます」
短い文章ですが、その日はいつもと違って切実な感じがしていましたが、まだすぐに行くことはしませんでした。
7時を過ぎて桃香に電話を入れました。
「今どこですか？会いたいです。何時に来れますか？ひょっとしたら、今日連絡もらえないかも思ってしまいした」
開口一番、桃香のこの言葉に少々ほったらかした事に罪悪感を憶えましたが、もし深刻な事態でない限り焦らしたことが功を奏すと思いした事です。
心の中で桃香に(ごめんね)と思いながら
「ごめん、連絡遅くなって。もう部屋だよね？」
「そう。私待ってる。1025です。何時に来れますか？」
「うん。・・・実は今夜は行けそうにないんだ。取引先の・・・」
「・・・。いいよ。それ終わってから来て。会いたいです」
涙声の桃香。少しやりすぎたかな？心の中でそう思いながら私はエレベーターを降りました。
受話器の奥から部屋のチャイムが鳴る音が聞こえます。
「あれ、チャイムの音がするよ。誰か他にも呼んでるの？」
「うううん。誰も」
「じゃあ、俺切るよ。ドア開けてあげなよ。ずっと鳴らしてるし、待たせちゃだめだよ」
「やだ。切らないで。すぐ終わるからこのまま待って」
「はい。今開けます」
ドアの向こうから桃香の声がしました。ドアを開けた瞬間、驚く桃香の顔。そして一瞬で満面の笑顔で抱きつかれました。
「待たせたね」
言い終わる前に、軽く叩かれ唇を重ねてきました。そのまま唇を重ね合いながらベッドに倒れ込みました。
暫く抱擁を交わした後にどうして今日急に会いたくなったのか聞いてみました。
聞けばその日は夫婦にとっての記念日。桃香は私と体の関係を持ったにせよ、まだ薄皮一枚繋がっていると思っていたがそうでは無い事がはっきりと
その日の朝知ったようでした。そしたら本当に何もかもどうでもよくなって来て、そしたら急に今夜会いたくなったという次第。
桃香にとってはつらい時間だったのでしょうが、私にとっては想定していた深刻な事態とは異なっていたので安堵を憶えました。
待たされた桃香はすぐにでも体を重ね合いたいようでしたが、まずはシャワーを浴びた後に食事をとりにレストランへ向かいました。
食事も済ませ、時刻は9時をとうに過ぎていました。食事の間に話したふくらはぎが凝ってる私をマッサージしてくれるというので部屋にもどり服を脱ぎ
下着だけでベッドにうつ伏せになりました。桃香は中国にいた友達のマッサージをこずかい程度貰ってしていたと言うだけありかなり気持ちよくなりました。
始めは、ふくらはぎ中心に。次第に太ももの裏、特に内側を丹念にマッサージしながらだんだんと私の股間に。
「少し腰浮かせて」
言われるがまま腰を浮かせると、絶妙なテクニックで股間を揉みほぐし始めました。正確には硬くされたのですが。そのまま下着を脱がされ仰向けになると
一気に口に含むとストロークを始めました。
「こっちもすごく凝ってる。マッサージで気持ち良くなって」
おちゃめな表情で言うと、再び何時ものように強弱をつけたストロークで私の男を咥えます。
このまま一度出した方が言いと言われたので、桃香の気が済むように任せやがて桃香の口の中に果てました。
続きます。