俺30才独身サラリーマン彼女無し歴四年です。
老夫婦が営む居酒屋に通うようになって五年、俺はその老夫婦から、おかしい頼み事を言われたのが今年の四月です。
頼み事を切り出したのはご主人でした。
ずはり、嫁とセックスしてやってほしいと言われました。
ぶったまげました。
ご主人が言う理由はこうでした。
ご主人が働いていた旅館に、中学を出たばかりの奥さんが就職、そこで知り合い結婚したそうで、以来奥さんはご主人一筋、老い先短い身、ご主人が奥さんに何かお願いとかないかと尋ねたたところ、出来たら浮気を容認してほしいとお願いされたんだそうです。
ご主人、若い頃に数回浮気をして、奥さんはそれを許していた経緯もあり、わかったとしか言えなかったようです。
誰か気に入った男性がいるのか尋ねたところ、俺の名前が奥さんから出たそうです。
ご主人74才、奥さんのキヨさん68才、マジかよおい!そう思うことしか出来ませんでした。
婆さんだから無理には言わないとご主人に言われて考えました。
いつも和風に割烹着姿、日本のおっかさん風の奥さんキヨさん。
迷った末に出した結論は、お世話になってるんだし、向こうからの誘いとならば、やるしかないでした。
ご主人にほんとにいいのか念を押すと、俺は枯れたが嫁は枯れてないからなと言い、英太君なら許せる気持ちだと言いました。
開店準備のため、買い物に出ていたキヨさんがそこに帰ってきて、俺がOKしたことをご主人がキヨさんに話すと、バカなお願いしてと恥ずかしそうにしていました。
後日、キヨさんから連絡が来ました。
週末、温泉旅館を取ったからそこでとなりました。
ご主人は一人でお店です。
仕事を終えた俺は、お店にキヨさんを迎えに行きました。
ご主人も当然いて、嫁を頼むと言われました。
気を散らして怪我したり、火の始末忘れたりしないようにとキヨさんはご主人に言って、俺の車に乗りました。
こんな婆さんでもいいの?何度も聞かれました。
俺はわからない、ダメかもしれないけどとりあえずと答えました。
68才です。
裸見たらゲンナリ、なんて可能性もあったからです。
宿につき風呂、食事、お酒を楽しみました。
そしていよいよ本番開始となりました。