某熟系サイトにて知り合った人妻早智子。
サイトでは四十前半となっていた。
すんなり直メとなったが、顔写メの交換に応じようとしないとこから、もしやの不信感があった。
でも会うことにはすんなり応じた。
当日、俺は当然早智子の顔はわからない。
スタバの俺の席の向かいに座った熟女。
『早智子です。純さん』
予想は的中していた。
間違いなくサバを読んでいる。
どう見ても四十後半にしか見えない。
改めて自己紹介をした。
早智子はあっさりサバを読んでいたことを認め、ほんとは五十二歳だと言い、謝罪された。
顔写メ交換しない理由を、メールのとき、自信がないからだと言っていたが、実際にはそのサイトで直メした数人の男性に写メ送ったところ、連絡をことごとく絶たれたからだと、正直な理由を明かした。
確かに普通のおばさんだ。
首より下も普通のムッチリおばさんだ。
『がっかりした?』
正直がっかりだった。
会うことにあっさり同意した時点で、早智子の目的は少しわかっていた。
目的はセックスだろう。
しかしなかなかそれを全面には出してこない。
お互い品定めの様子見の会話が続く。
昼近くなると、スタバに客が増え始めた。
『場所変えよう』
俺は早智子を連れ、車を出した。
密室空間だ。
早智子にホテルに行こうとストレートに誘う。
『初対面でいきなりそれはないでしょう』
とはぐらかす。
『その気、ないわけじゃないでしょ?俺ではいやかな?』
『いや逆に若い純さんに、こんなおばさんじゃ悪くて』
『んなことないよ』
黙ってしまった早智子、車をホテルに滑り込ませる。
黙って部屋までついてきた早智子。
『あの、ほんとにするの?』
黙ってついてきたくせに、今更そんなこと言うか。
やりたいから黙ってついてきたんだ。
旦那さんとの性生活を聞いてみた。
ポツリ、ポツリと言いずらそう喋る。
四つ上の旦那さんとは、六年位してないと言った。
旦那さん以外とは?の質問に、三十代のとき、ちょっと不倫したことがと答えた。
六年セックスから遠ざかっていたのか。
俺はシャワーを浴びに行った。
一緒にと誘うと、断固とした態度で断られた。
もしかしたらシャワー出たら、早智子は逃げていないかも、それならそれで良いと思ったが、黙ってついてきたくらいだから可能性は低いと思っていた。