もう記憶も定かでない30年以上前の青い体験を書きます。
高校3年生だった夏、住宅地のバス停前で家がお好み焼きの店をやっていました。
商業高校に通っていた俺は、大学受験する訳でもなく、家でアルバイトしていました。
店が暇になる近所の喫茶店に、コーヒーとタバコで息抜きをしに通ってました。
喫茶店は、30代のママさんが一人で店を切り盛りしていました。
旦那さんはサラリーマンで、土日は店を手伝っていました。
夏休みになり毎日のように喫茶店に行くようになり、ご近所という事もあり、ママさんと色んな話しをするようになりました。
ママさんは、いま思えば漫画「キャッツアイ」の長女“泪さん”に似たフェロモンムンムンの女性でした。
その日も2時過ぎに店が暇になったので、息抜きに喫茶店に行きました。
店に入るとカウンターに家の店にもよく来る土建屋のオヤジが座っていました。
いつものようにコーヒーを注文し、タバコを吹かし雑誌を読んでいました。
カウンターではオヤジがママにしきりに「飲みに行こう」と口説いていました。
ママに淡い恋心を持っていた俺は、段々ムカムカしてきて、オヤジを睨みました。
それに気付いたオヤジが、「お好み焼き屋の兄ちゃん、何見てんのや?」
俺「別に、ただしつこいなぁと思って」
オヤジ「親の脛かじってるガキが茶店でタバコ吸って、偉そうなこと言うやないか」
ママ「二人共やめてください」
オヤジ「まぁ仕事に戻るわ、兄ちゃん偉そうに言うのは一人前になってからにしいや」
オヤジは会計を済ますと、俺を睨みながら出て行った。
俺「ママ、すみませんでした」
ママ「いつもしつこいんよ、一応お客さんやから無下にも出来んし」
ママ「ごめんね、ちょっとお昼食べたいし、お店閉めるね」そう言ってママさんは、「準備中」の札をかけた。
俺「すみません、会計して」
ママ「まだゆっくり休憩してないやろ?気にせんとゆっくりしていって!」
俺「うん!」
すみません、続きは後から書きます。