距離にしてはわずかだが、四つん這いで歩く千紘にとっては果てしなく遠い。
だからこそ自然と息が乱れ犬のように荒い息を吐き出している。
「そうやって歩くのにも慣れてきたみたいだなぁ…もうすぐそこの公園だからなぁ」
必死で歩く千紘のお尻を撫でながら語り掛けると、すでに公園は見える距離にあり、薄暗いながらも確認ができた。
だが、そこで道からわずかに外れ丈の低い草が茂る脇へそれると…
「でも千紘。公園入る前にちゃんと散歩なんだからマーキングしないとダメだろう…?」
そういってしばおは千紘にスマホを向けた。
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