私は、終わりと言われると従うしかない。
唇を噛みしめながら、震える指でブラウスのボタンに触れた。ひとつ、またひとつと外していく。布地が肩から滑り落ちる感触に、謙太と佳苗さんの視線が皮膚を焼くように感じられた。
スカートのファスナーを下ろし、腰をひねって脱ぎ捨てる。残った下着だけが、最後の盾だった。
博さんの低い声が、すぐ後ろから落ちる。
「ブラも、ショーツもだ。茜」
命じられるままに、両手を後ろに回してホックを外した。Hカップの胸が、重みに耐えきれずこぼれ落ちる。次に、指をショーツの脇にかけ、ゆっくりと下ろした。太腿を伝って布地が落ちる音が、静かな部屋にやけに大きく響いた。
一気に全裸になった。
空気が肌に直接触れる。恥ずかしさで顔が熱い。でも、それ以上に――尻の奥に常時埋め込まれているアナルジュエリーが、立った姿勢になったことでわずかに沈み込み、内壁を押し広げた。
私は思わず、両脚をきつく閉じた。
謙太は、息を止めたまま固まっていた。
目の前で、妻が――自分の妻が、隣の男の一言で、躊躇いながらも服を脱ぎ捨てていく。ブラウスが落ち、スカートが落ち、最後に下着までもが床に落ちた瞬間、謙太の喉が小さく鳴った。
「……茜……」
掠れた声が、自分でも驚くほど弱々しく漏れた。
Hカップの胸が、何の支えもなく揺れている。普段は地味な服の下に隠されていた白い肌が、照明の下で生々しく光っていた。そして何より――
博さんが、茜の尻を割り開いた。
そこにあった。
底部が宝石のように輝く、アナルジュエリー。
妻の最も恥ずかしい場所に、深く、しっかりと埋め込まれている。
謙太の頭の中が、真っ白になった。
「な……何だよ、それ……」
声が上ずる。椅子から半身を乗り出すようにして、凝視してしまう。
妻が、隣の男に、あんなものを常時入れさせられていたなんて。
しかも、自分はまったく気づいていなかった。
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