「…。」
メッセージを送り、少し考える。
(少しらしくなかったかな…。
目の前にちらつかされた餌に…食いついてしまっている…。
余裕がないと…駄目だな…いい年をして…。)
反省とは違う、少し自分を落ち着かせようとする意識。
優菜が、理解した上で受け入れている…そう考えると、どこまでも行ってしまいそうな感覚を、やはり自分の手綱は自分で引かなければ、と。
「未熟…まぁそうなんだけどね…。
一般人としての感覚を考えれば、圧倒的に未熟なのは俺の方…なんだけどね…。」
そうこうしているうちに、呼び鈴。
本当に時間に忠実な子だ、間もなく18時20分というところで。
「お疲れ様…、今日も暑かっただろう。カフェオレでいいかな…?」
何度か聞いた好みのドリンク。
いつもカフェオレだったことを覚えていれば、今回は此方から。
返事を聞く前に、それでも返事が聞こえる程度の距離感でキッチンへと足を向ける。
「さすがに今日はしっかり進めてからにしようか。
定期テストも近いしね…。
テキスト、準備しててくれるかい…?」
(焦らない焦らない…。
別にこの子は逃げないんだから…。)
【そうですね…。
今回の件に関しても、多少のやり取りが進んだ中で知れた話。
いうべきか、言わない方が良いだろうか、というのは相手との相性、フィーリング的な物もあるでしょうから。
お相手も敵に渡るようですね。
貴女の場合は特定の誰かに固執するタイプではなさそうですし。
下賤な言い方をするなら、チャンスがあるなら享受する、そんな感じに見受けます。
まさか…確信犯でしたか…?
だったらしてやられましたね…導かれたんでしょうか…?
ただやはり、貴女はその表現の方が似合う。
三度、チンカス、が並ぶと壮観ですね…。
今回は良しとしましょうか…?
ただ優菜で興奮を見せてくれない以上、こちらでもたっぷりと楽しませてくださいね。】
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