「いやぁ、嬉しいなぁ…奥さんとこんなにお近づきになれるなんて…。」
今森はそう言いながら美咲の肩を抱き寄せて、まるで自分の女かのように扱う…。
「本当に黙っていてくれますよね、今森さん」
美咲が確認すると「それは美咲さん次第ですよ」とだけ言ってホテルの部屋を選んで部屋を決めた。
今森が選んだ部屋は今時珍しくレトロな雰囲気でピンクがかった照明と壁際に鏡があちらこちらにあった。
自分が年上の男性とそういう関係なろうとしていて、今回はそれがたまたま顔見知りだっただけ、美咲は理由づけし、部屋に向かうにつれ鼓動が高鳴っている自分に言い聞かせていた。
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