美樹が私のものを丁寧に舐め続けている間、ソファに座る佐山が小さく口を開いた。
「……ありがとうございます」
掠れた、力のない声だった。
契約書のことなど、今は頭にないのかもしれない。ただ、目の前で妻が本気で感じ、連続して果て、中に出され、精液を垂らしながら他の男のものを舐めている光景に圧倒されている。興奮と惨めさが混じった顔で、私を見上げるように礼を言った。
「……本当に、感じているところを……見られて、よかったです」
言葉を選びながら、それでもはっきりとそう口にする。股間はまだ大きく膨らんだままで、視線は美樹の尻と、そこから滴る白濁のものから離れない。
しばらくして、佐山が喉を鳴らし、掠れた声で続けた。
「……今日は、もう……帰ってもいいでしょうか。家で、美樹と……」
言いかけて、言葉を濁す。妻が他の男に中出しされた直後に、自分も抱きたがっているのが露骨に出ていた。興奮を抑えきれず、早く二人きりになりたい様子だ。
「ひとりで帰ってかまわないが……美樹はまだ俺のところに置いておく。今日のところは、お前の家には帰さない」
佐山の顔が、わずかに強張った。言いたいことが喉まで出かかっているのが分かるが、結局何も言えずに視線を伏せる。美樹は私のものを咥えたまま、小さく肩を震わせていた。
私はテーブルの上の、すでにサイン済みの契約書を指さして佐山に言う。
「この奴隷契約書だが、まぁ一種の遊びの面が強い。だが美樹はまんざら不満ではないようだ。このまま、この遊びを続けて、私が飽きるまで美樹は私の所有物として扱う。二人とも問題ないな」
佐山は契約書に視線を落とし、喉を鳴らした。しばらく沈黙したあと、小さな声で口を開く。
「……待ってください。確かに、最初は俺が……お願いしたことです。美樹が本当に感じるところを見たい、と。でも……」
言葉を詰まらせ、美樹の方を一瞬見た。彼女が私のものを舐め続け、尻をこちらに向けたまま精液を滴らせている姿に、再び息をのむ。
「……今日だけで十分です。もう、帰してやってください。家で、俺が……ちゃんと、しますから」
声は弱々しく、どこか懇願に近かった。興奮で膨らんだ股間を隠すこともできず、視線を逸らしながらも、必死に異議を唱えている。
「契約書にサインしたのは確かです。ですが、こんなつもりじゃ……」
言いながらも、自分の言葉に自信がなさそうだった。妻を取り戻したい気持ちと、目の前の光景への興奮が、まだ彼の中でせめぎ合っているのが分かる。
私は美樹の頭を軽く押さえながら、冷たく続けた。
「美樹はどうだ? そんなつもりはなかったのか? この契約書は、美樹が私に誓うことで成り立っているものだ」
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