婦人会長が間に入らずとも、中村会長の思い通りに調教が進んでいきます。本心じゃないにしても…時折感じさせる不安、葛藤…その表情は男の支配欲を満たすものでした。
「きゃっ」
縄を渡そうと伸ばした手を引き寄せられ、そのままくるりと背中を向けさせられ…部屋の隅に置かれた全身鏡と向かい合うようにされてしまいます。胸を露出させ、後手に中村会長に拘束されて…嫌でもそんな自分と対面させられてしまいます。夫以外の男とショーツ一枚で対面し、これから縛られようとしている……背徳感を得るには十分過ぎるほどです。
「いやっ……ああっ……」
中村会長にも聞こえるか聞こえないか程の小さな声…本心からの嫌がっている声だとわかります。虚勢を張っていても、この場をくぐり抜けようとする魂胆も、全て無に帰ってしまうくらい…鏡に映し出される自分の姿と自由を奪われる恐怖に声が漏れてしまいました…。力を入れても少しばかり動けても何かができるほどの猶予はなく…何もできないのだとわからされてしまいます。
(大智……たすけて……)
心のなかで願うも、何も知らない夫は当然ながら現れるはずもなく…平日の昼下がりに縛られながら、潤む瞳を何とか我慢し…その場を耐え忍ぼうと表情を固くしたまま黙って従っています。
※元投稿はこちら >>