ーーーーー永瀬家へ向かう途上ーーーーー
「帰り時間にあんなに混んでるなんて、本当に珍しいね。
列車遅延じゃ仕方ないと言えば仕方ないんだけど。
(小声)さっきはごめん、ガードするためとはいえ、莉奈ちゃんのお尻触ることになっちゃって。
正確には分からないけど、僕がガードしてから、意識的に伸びて来るては無かったと思う。
莉奈ちゃんが訴えてくる前に感じた手が、痴漢じゃないとも言えないんだけど…
それは嬉しいけど、呼び捨てちゃって良いの?
じゃあ、り…り・・・莉奈。」
少し紅くなりどもりながらも、莉奈の事を始めて呼び捨てで呼ぶ宙斗。
ーーーーー永瀬家ーーーーー
莉奈がインターホンを押すと莉奈父が出迎える。
莉奈父「莉奈、お帰り。宙斗君よく来たね。」
莉奈母「お帰りなさい、莉奈ちゃん。岡田さんもようこそ。今料理ができますから上がってくださいな。」
莉奈母が調理の手を休めて、顔を出す。
「こんばんわ、すいませんお邪魔します。とその前に…
先日はごちそうさまでした。これ長らくお借りすることになっちゃって。」
空き容器が入った手提げ紙袋と、シフォンケーキが入った手提げ袋を手渡す宙斗
莉奈母「あらあら、お気遣いいただいちゃって、すいませんねぇ。
(容器は洗ってあるみたいだし…手土産も持参。。認めるしかないのかな…
あとは、莉奈ちゃんの事を欲望の目で見過ぎないかどうか。
男である限り多少はあるでしょうけど、行き過ぎはちょっとね…)
私は料理仕上げちゃいますから、あなた(莉奈父)岡田さんをご案内してくださいな。莉奈ちゃん、着替えて手伝ってちょうだい。」
ーーーーーサカモトーーーーー
坂本と藍、鮮魚店主・精肉店主・青果店主が話しているところに、
准一「大将、こんばんわ。」
佐野純一が入って来る。
坂本「おっ、准ちゃんいらっしゃい。」
鮮魚店主・精肉店主・青果店主「「「准ちゃん、どうも、こんばんわ。」」」
准一「皆さんお揃いですねぇ(笑)」
鮮魚店主・精肉店主・青果店主に答えてから、坂本に向き直り、
准一「宙の奴いないみたいでさ、飯ないんだわ。何か食わせてよ。」
藍「(えっ、宙って宙斗さんの事?この人誰なの?)」
坂本「そうなんだ。残業かな?宙ちゃん。」
准一「どうなんだろうね。この前話した時好きな人出来たとか言ってたから、もしかしてデートだったりして。」
藍「(ちょ…ちょっとデートって……相手が莉奈だったらいいけど…先ずは莉奈が今どこに誰といるか確認しなきゃ。)」
【莉奈、あんた今どこに誰といるか答えて。】
ーーーーー再び永瀬家ーーーーー
莉奈父に促されるまま、ダイニングテーブルに。
するとスマホがバイブでメールの着信を知らせる。
「(誰だ?まあ後でいいか。)」
料理が食卓に並び暫くしてから、莉奈と迎えに行った莉奈母が姿を現す。
姿を現した莉奈は、ワンピースの裾から白い白磁のような、それでいて健康的な脚を伸ばし、サイズも少しピッタリ目なのか、胸が少し強調されている。
眩しそうな眼をして一瞬凝視してしまう宙斗。
「(莉奈って家ではこういう格好もするんだ。嬉しいんだが、親御さんの前では目のやり場に困るんだよな。迂闊なこと言えないし、黙ってるのが一番得策?)」
慌てて目を逸らす宙斗。
莉奈母「(気にはなってるみたいだけど長い時間凝視しないのもまあ合格ね。
一言も無しってのは私的には減点対象なんだけど、付き合うのは莉奈ちゃんだし。」
ーーーーー海斗マンションーーーーー
シャワーを浴びおえた海斗と沙栄
海斗「沙栄ちゃん、そろそろ夕ご飯に…」
沙栄「作ってあげるって言いたいところなんだけど、食材なにも無いでしょ。」
海斗「そういえば、料理しない(できない)から食材って食材買ったことないや。
どうしよう……食材は後で買うとして、今日はこの前の居酒屋に行く?」
沙栄「この前のって…あぁ座敷閉め切って、海ちゃんがおっぱい触ってきたとこか。
あれあの時大将が入ってこなかったら、もっと行ってたでしょ(笑)
大将この前のこと覚えてないかな?心配だな…」
海斗「大丈夫でしょ。食べないわけにもいかないし、行こうよ。」
二人共上下スウェットのサンダル履きという、まるでDQNのような服装でマンションの玄関を出る。
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