莉奈父「宙斗くんは莉奈の隣だな。」
前回、宙斗が来た時にはなかった来客用の紺の塗り箸になっている。
宙斗のために新たに購入されたものと推測される。
莉奈母「今日はいいお肉頂いたからすき焼きにしたのよ。
それにしても莉奈ちゃん、どうしたのかしら?」
−−−莉奈部屋−−−
「部屋着、何着たらいいかなぁ?宙斗さんが可愛いと思ってくれる部屋着…。」
クローゼットを空けて悩んでいると莉奈母がやって来る。
ノック後、入ってくる莉奈母。
莉奈母「莉奈ちゃん、具合でも悪いの?」
クローゼットの前で悩んでいる莉奈を見て苦笑しながらそこは溺愛する愛娘のために選んであげる。
「これ、お母さんがあまり好きじゃないって言ってた洋服だよ?」
莉奈母「いいから、それにしなさい。(これ着た莉奈ちゃんをどう見るかしら?)」
莉奈母が選んだのは青と白のチェックブラウス・ワンピースの膝丈上のものだった。
「足見えちゃうけど大丈夫かな?」
莉奈母「これでいいのよ。(親の前で莉奈ちゃんを褒めるか、見過ぎないか確かめなきゃね。)」
着替えるとダイニングへ、もう用意が終わっておりお酒の準備も万端。
「お待たせしまってごめんなさい。」
莉奈父「宙斗くんが来たから服に悩んだんだろう?」
「お父さん!」
−−−佐野准一マンション−−−
准一「宙は今日はデートか?メシ、サカモトに行くか。
宙に写真でもいいから彼女の顔見たいとメッセージ入れておこう。」
【宙、彼女とデートかよ。俺のメシがない!笑罰として彼女の顔見せろよ。今日の写真でいいぞ。
メシ食い損なうとあれだからサカモトに居るわ、宙も帰り寄れれば来いよ。】
−−−サカモト−−−
こんばんは〜と姿を見せたのは今、たった今噂をしていた藍。
藍「大将、来ちゃいました。本当は莉奈と来たかったんだけどアイツが居たらと思って…って鮮魚店主さん、この辺りにお住まいだったんですね。
市場からあまり離れてないいい場所ですよね〜。」
坂本「三宅さん、いらっしゃい。
よく来てくれたね、って鮮魚店主が言ってたの三宅さんのことだったのか、そりゃー納得だわ。」
鮮魚店主「大将、藍ちゃんと知り合いだったの?!」
藍「知り合いと言うか私の親友の恩人ですね。」
精肉店主「その娘が市場の美人さんか…。」
八百屋店主「噂になるのも納得だわ。」
大将「ほら、ボォーってしてないでお通しとお品書き渡す!
ごめんね、三宅さんに見惚れてるのが俺の息子だ。」
坂本息子「見惚れてなんてない!綺麗な人だ…。
俺と付き合ってください!」
藍「ごめんね〜、未成年とはちょっとそれに私、25歳よ?
アナタ、高校生でしょ?」
坂本息子「高3です!でも!恋愛に歳はないと思います!」
藍「高校卒業して大学に入ったら考えてあげるわ。」
坂本息子「本当ですね!父ちゃん、俺勉強頑張るよ!」
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