「食べ歩きもいいけど、できれば座って落ち着いて食べたいかなぁ(笑)
それに詳しくないけど、食べ歩きのメニューってそんなに沢山ないんじゃないの?
チュロスってのとポップコーンくらいで。」
話しながら〇〇ルド〇〇ールにある一軒の店に吸い込まれていく二人。
「お揃いのお土産かぁ……それもいいけど、それぞれに送りあわない?
莉奈ちゃんが俺に、俺が莉奈ちゃんにって感じで。
〇〇キーと〇ニー・〇〇ルドと〇〇ジーのぬいぐるみとか、今日を思い出せるように、どう?(笑)
それに莉奈ちゃんの家にもお土産買ってかないとね。
それと井ノ原さん(海斗の同僚で莉奈ちゃんの同級生・海斗と莉奈のキューピッド)にも渡したほうがいいよね。
莉奈ちゃん家と井ノ原さんのお土産選ぶの、莉奈ちゃんに頼んでいい?」
言いながら宙斗の目は、カチューシャの注がれている。
「俺はもういい年だから、いくらパーク内とはいえあまり派手じゃないのがいいな。」
一番目立たなそうなものを選んで、頭につけて「どう?」と莉奈のほうを向く宙斗
その後お土産を買いそろえて、コインロッカーに買ったものを入れ終えると、今日行きたいアトラクションとして◯◯◯の海賊、◯◯◯◯◯クルーズ、◯◯◯◯◯マンションを挙げる莉奈だったが、待ち時間を調べると言ってスマホを操作し、「◯◯◯◯◯◯マウンテンが約45分で乗れます」と。
「そう……じゃあ、ちょっと向かってみようか。(コースターか…俺ちょっと苦手なんだよな。海斗がどうかは知らんが、無下に断っても後々問題が出そうな…くそっ、海斗に聞いておくんだった……)」
そう思ってる間に乗り場に到着し並び始め、列は順調にそろそろ乗る順番に。
「(ここまで来ちまったらしょうがない。覚悟決めるか。)」
暫くして係員に促され、コースターに。何の因果か乗る場所は一番前の席
「(くそっ)莉奈ちゃん気をつけて。」
自分が先に乗り、コースターの中で莉奈をエスコートする宙斗。
席に座ると安全バーが自動で降りて来て、固定される。
安全バーの上で重ねられる、宙斗と莉奈の手。
コースターが徐々に動き出しスピードも上がって来る。
右に左にコースターが振られるごとに、宙斗の肩に莉奈の横顔、腕に乳房の膨らみが押し付けられたり離れたりを繰り返し、その度ごとに莉奈の楽しそうな悲鳴が耳に届き、
最後にコースターが急降下、何かが光ったかと思うと、派手な水しぶきを上げて、コースターは着水する。
ゆっくりと降り場に進むコースター上で、楽しそうに話している莉奈。
話しに相槌を打っている宙斗だったが、内心、
「(これでそこまでのコースター感がないって、マジかよ…)」
やがてコースターは降り場に到着して、安全バーが跳ね上がり、莉奈が元気よくコースターから降りる。その後に続き少しよろよろとしながらコースターから降りる宙斗。
他の乗客に続き出口に行くと、そこには電光掲示板に表示された写真が。
構図は皆一緒だが、乗っている乗客だけが異なっている。
その内の一枚には最前列の席で、硬く安全バーを握り固く目を瞑り少し引き突っ顔の宙斗と、その横で楽しそうな顔をして宙斗の腕に横顔を押し当てている莉奈の姿。
「(一瞬光ったのはカメラのフラッシュか…カッコ悪……)」
そう思いながら歩いていると、隣で莉奈が記念だから写真買ってくると、宙斗にもいるかと聞いてくる。
「俺はいいや。ちょっとそこのショップで見てるから。」
と言ってゲートから出る宙斗であった。
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